安藤桃子監督の最新作『0.5ミリ』が、11月8日(土)からの有楽町スバル座ほかでの公開に先駆け、ロケ地であり安藤監督が在住している高知県高知市内で10月24日(金)から先行公開。高知市との共催により建設中の期間限定の特設劇場で上映が行われる。
特設劇場が建てられるのは、高知城の西側に位置する城西公園の野外ステージ。仮設足場に外壁、防音シート張という構造の全天候型施設で、高知の地元企業であるカンサイカセツの特許工法「簡易屋根トラス」を採用している。客席数は150席前後を予定しているという。
当初安藤監督は、2004年8月に閉館した高知市の映画館「高知東映」を再開させることを構想していたが、閉館から10年を経過していたため再開させるには設備が十分ではないと判断。上映にふさわしい場所を地元の行政機関と相談し、城西公園に建設することになった。
特設会場には、「高知東映」の入っていた大劇ビルから、残されていた劇場用の椅子、スピーカー、スクリーン、禁煙・非常口のランプ、緞帳を取り外し設置。また音響にはアルテックのスピーカーシステムを導入し、かつての劇場のムードを再現することを目指しているとのことだ。
初日の24日は安藤監督ほか主演の安藤サクラさん、エグゼクティブ・プロデューサーの奥田瑛二さん登壇による舞台挨拶が行われる。また、24~26日は食と雑貨のマルシェが開催されるほか、市民が集える文化発信基地として、今後も映画上映だけなく様々なイベントが実施される予定になっている。
特設劇場建設前の城西公園。
特設劇場建設の様子。
特設劇場には閉館した映画館「高知東映」の椅子が持ち込まれた。
特設劇場建設の様子。
イスの設置が完了。防音シートが二重に張られている。
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映画『0.5ミリ』
高知先行上映:2014年10月24日(金)~11月24日(月・祝)
1ヵ月間予定
会場:映画『0.5ミリ』高知特設劇場(高知県高知市丸ノ内1-8)[地図を表示]
高知特別料金:一律1,000円(当日のみ)
10:00/14:00/18:00
11月8日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次公開
監督・脚本:安藤桃子
エグゼクティブ・プロデューサー:奥田瑛二
出演:安藤サクラ、柄本明、坂田利夫、草笛光子、津川雅彦
配給:彩プロ
2013年/196分/カラー/ビスタサイズ
映画『0.5ミリ』公式サイト:http://www.05mm.ayapro.ne.jp/
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