女優でニコラス・ウィンディング・レフン監督の妻であるリヴ・コーフィックセンが監督を務めるドキュメンタリー『MY LIFE DIRECTED BY NICOLAS WINDING REFN』が9月18日からテキサス州オースティンで開催される映画祭ファンタスティック・フェストでプレミア上映が決定。ふたりも映画祭に登壇することが発表された。
今作は、『ドライヴ』の第2弾を期待する周囲の期待のなか製作され、公開時に賛否両論を呼んだ『オンリー・ゴッド』撮影時のレフン監督に、公私ともにパートナーであるコーフィックセンが迫るという内容。バンコクでの長期ロケから、レフン監督が『オンリー・ゴッド』を捧げ敬愛するアレハンドロ・ホドロフスキー監督との交流、そして『オンリー・ゴッド』がホドロフスキー監督の『リアリティのダンス』とともに2013年のカンヌ国際映画祭で上映されるまでの過程が描かれているという。現在今作の予告編が公開されている。
レフン監督を撮ったドキュメンタリーは、2003年の『Fear X』の興行的失敗により巨額の負債をを抱えながらもそこから復活を遂げる姿を捉えた『ギャンブラー ニコラス・ウィンディング・レフンの苦悩』(2006年)がある。
ファンタスティック・フェストでは、レフン監督は自身が関わっているThe American Genre Film Archiveによるプロジェクトで、Craig Denny監督のエクスプロイテーション映画『The Astrologer』(1975年)のデジタル修復版上映のプレゼンテーションにも登壇する。
日本では現在、レフン監督も出演するドキュメンタリー『ホドロフスキーのDUNE』が上映中。
▼映画『MY LIFE DIRECTED BY NICOLAS WINDING REFN』予告編
【ファンタスティック・フェスト公式HP】
MY LIFE DIRECTED BY NICOLAS WINDING REFN
http://fantasticfest.com/films/my-life-directed-by-nicolas-winding-refn
This Is It! The Final Wave Of Programming For FFX(2014.9.10)
http://fantasticfest.com/news/entry/this-is-it-the-final-wave-of-programming-for-ffx
[写真:『MY LIFE DIRECTED BY NICOLAS WINDING REFN』予告編より、ニコラス・ウィンディング・レフン監督(右)と『オンリー・ゴッド』主演のライアン・ゴズリング(左)]
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【関連記事】
レフン監督インタビュー「『オンリー・ゴッド』は現実を変容させるアシッドであり、ホドロフスキー監督への贈り物」(2014-01-12)
http://www.webdice.jp/dice/detail/4079/
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映画『ホドロフスキーのDUNE』
渋谷アップリンクほか全国順次公開中
監督:フランク・パヴィッチ
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ミシェル・セドゥー、H.R.ギーガー、クリス・フォス、ニコラス・ウィンディング・レフン
配給:アップリンク/パルコ
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/dune/