チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が、450年続いてきた輪廻転生制度を廃止する意向を示したことが報じられた。
1391年以来、死後に伝統的な後継者を選ぶ輪廻転生制度によって、ダライ・ラマは13回の生まれ変わりと認定され、同じくチベット仏教の宗教指導者パンチェン・ラマは10世とされている。
2011年に政治的指導者の立場から身を引いていたダライ・ラマは、9月7日に発行されたドイツ週刊紙ウェルト日曜版の取材で「5世紀近く引き継がれている輪廻転生制度もこれで自由な意思に基づいて終わりを告げた」と語った。
この発表に対し、中国政府系メディアは「ダライに制度を廃止する権利はない」と反論をしている。
[写真:大紀元日本より]
【大紀元日本】
ダライ・ラマ「450年の輪廻転生制度を廃止」(2014.9.10)
http://www.epochtimes.jp/jp/2014/09/html/d73413.html
ダライ・ラマ「後継者は不要」説めぐる論争(2014.9.12)
http://www.epochtimes.jp/jp/2014/09/html/d66747.html