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東京都 中央区

2014-07-24 16:58


ろくでなし子さん「まんこアート続けていきたい」

ろくでなし子さん「まんこアート続けていきたい」

女性器の3Dデータを配布したとして「わいせつ電磁的記録記録媒体頒布罪」の疑いで逮捕・勾留され、7月18日に釈放された漫画家のろくでなし子さんが7月23日、日本外国特派員協会で記者会見を行い、IWJでも配信された。

ろくでなし子さんはこのなかで、6日間の勾留・逮捕の状況についてや「日本での『女性器は隠して当たり前』という常識を覆すために活動を続けてきた」と自身の表現活動について説明した。

記者からの「日本ではポルノは大きな産業で、女性のまんこを実際に買うことができるにも関わらず、データを配布することを禁じたことは矛盾していないか」という質問に対し、なし子さんは「私も日本は矛盾していると思います。電車の中吊り広告は、子どもやいろんな人がいるなかで、わいせつな文章を見たくないのに見なければいけないのは不愉快」と答えた。

問題となった3DのCADデータのやりとりについては、クラウドファンディング・サイト「CAMPFIRE」において行われた「マンボート」制作プロジェクトで、3,000円以上の募金を行った30人に、お礼として3DデータをダウンロードできるURLを「CAMPFIRE」のサーバから一斉送信。7日間限定のストレージサービスを使用したため、その後、募金した人から「データをもらっていない」という問い合わせがあり、Eメールで再送信した。なし子さんは、今回の逮捕はおそらくその再送信した件によるものだと思っていたが、取り調べのなかで警察は最初からEメールで送ったと勘違いしていたので、クラウドファンディングのシステムを説明し直したという。

3Dデータがわいせつであると立件されたことについては、「わいせつなものとは、性行為など人を欲情させるものなのに、性器を肉体から切り離したものをわいせつだと思っていない」と述べた。

逮捕後の反応については「この事件をきっかけに国内外でTwitterなどで議論になっていることが、これまでまんこは無視されてきたので、意義のあることだと思う」とし、「私は誰にも阻止されずにまんこアートを続けていきたい。それができるように不起訴されることを願っていますが、もし起訴されたら最高裁まで信念を貫きたい」と語った。

【CAMPFIRE】
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http://camp-fire.jp/projects/view/662

■ろくでなし子 公式ホームページ
http://6d745.com/

[写真:IWJで中継されたろくでなし子さんの記者会見より]

キーワード:

ろくでなし子 / わいせつ


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