カナダ国立映画制作庁（BFI）とフランスとドイツの合併公共テレビ局であるアルテ（ARTE）による「Interactive Haiku」という共同プロジェクトが、6月4日に始動した。
■INTERACTIVE HAIKU 公式ホームページ
http://interactivehaiku.com/
これは、“俳句”にかけて、60秒のミニマルなインタラクティブ作品の企画案を募集するもので、最終的に選ばれた12案に賞金として制作費が与えられる。
申し込み締切は日本時間の8月6日25時、企画案提出期限は日本時間の8月19日25時。
企画案は以下の10項目を満たしていなければならない。
1. Length of a typical experience : 60 seconds.
尺は60秒であること。
2. The experience inspires to us to the world differently in which we live.
今私たちが生きているこの世界を、違った角度から見てみようという気にさせるものであること。
3. Only one interactive concept.
１つのインタラクティブ・コンセプトだけであること。
4. Complete browse design with common“NFB/ARTE”header.
フルブラウザのデザインで、共通の“NFB/ARTE”ヘッダーを入れること。
5. No navigation menu.
ナビゲーション・メニューは使わないこと。
6. Include sound.
音も入れること。
7. Accessible and comprehensible to an international audience.
どの国の人にも理解できてアクセス可能であること。
8. Computer, tablet and mobile friendly (iOS, Android and Windows).
コンピュータ、タブレット、モバイルで閲覧できること（iOSとAndroidとWindows）。
9. Own or have released all rights.
その作品を公開する権利を所有していること。
10. Obligatorily break one of the creative rules 1 through 7 and explain why.
1から7までのルールの1つを破ること。そしてその理由を説明すること。
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募集要項の詳細は http://interactivehaiku.com/pdf/haiku_en.pdf からダウンロードできるが、企画案の応募から作品制作の流れは以下のとおりである。
●企画案は英語またはフランス語でオンラインで提出する。（申し込み後に提出先のURLが伝えられる）
●企画案はレターサイズ５ページのＰＤＦにする（ページの向きは縦）。
１ページ：プロジェクト名、制作者名、メールアドレスほか連絡先を記載
２ページ：500字以下の企画概要文（「この企画が、どのように世界の異なった見方を提示するか、１から７までのルールのどれを破っているか」という質問の答えも含める）
３ページ：コンセプトを伝える画像か動画。短い説明文も挿入可。
４～５ページ：その企画案を形にするデザイナーのプレゼンテーション（過去に手がけた仕事も含めても良い）
●審査期間は8月25日～9月12日
●審査員は、MITの比較メディア研究教授のWilliam Uricchioをはじめ、アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭（IDFA）の創始者Caspar Sonnenなど８名
●12案が選ばれ、それぞれに制作費12000カナダドル（＝約112万円）が授与される
●9月中旬～2015年2月、企画案を実際の作品として制作する
●翌年2月にBFIとARTEによりウェブ上で公開
