本年度のカンヌ国際映画祭のクィアパルム賞にイギリスのマシュー・ウォーカス監督の『Pride』が選ばれた。
『Pride』は、1984年、サッチャー政権下で全国炭坑労働組合のストが行われていたイギリスを舞台に、ストライキ中の鉱夫の家族をサポートする資金を集めるためにゲイとレズビアンの活動家がゲイパレードを計画するものの、組合側が困惑。そこで彼らが鉱夫へ自ら寄付を届けにウェールズの鉱山まで出かけていくというストーリー。
クィアパルム賞とは、カンヌ国際映画祭上映作品のなかからゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、性転換者の問題を扱った作品に与えられる賞で、本年度が5回目。昨年度はアラン・ギロディ監督の『湖の見知らぬ男』、2012年には今年『Mommy』で審査員賞を獲得したグザヴィエ・ドラン監督の『わたしはロランス』が選ばれている。
▼『Pride』抜粋映像1
▼『Pride』抜粋映像2
[写真:マシュー・ウォーカス監督『Pride』より]
【Indiewire】
'Pride' Wins Cannes' 5th Queer Palm Award(2014.5.23)
http://blogs.indiewire.com/bent/the-winner-of-cannes-queer-palm-award-is-20140523
────────────────
■【amazon】DVD『わたしはロランス』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00IA8M9OY/webdice-22