ミュージシャンのデヴィッド・バーンが5月15日、自身のサイトに「グーグルは悪だ(GOOGLE IS EVIL)」という文章をアップした。
彼は普段、ソングライティングのアイディアをアンドロイド携帯に録音していたが、ある時、自分が買って挿入していたSDカードに、数日前に録音したデータが保存されていなかったことに気付いた。また旅行やジョギングの時に聴くために転送していた音楽のMP3データも入っていなかった。
調べてみると、グーグルによるアンドロイドOS「KitKat」の最新バージョンが、彼が買った種類のSDカードの使用を無効にしていることがわかった。携帯を、写真や音楽、ボイスメモを保存するための創作のツールとして使用していた自分にとっては重要な問題であると、バーンは書いている。
さらに、「グーグルがユーザーの個人情報を広告主へ販売するために、ユーザーにデータをクラウド上に“強制的に”保存させている」と、あるネットフォーラムが示唆していることにも触れており、「私もグーグルと同じようにクラウド上に入り、彼らの検索アルゴリズムを麻痺させられたらいい」と皮肉り、グーグルの方針について疑問を呈している。
■デヴィッド・バーン オフィシャルサイト
「GOOGLE IS EVIL」
http://davidbyrne.com/google-is-evil
[写真:デヴィッド・バーン オフィシャルサイトより]