新宿・歌舞伎町の映画館・新宿ミラノとシネマスクエアとうきゅう、そして有楽町の丸の内ルーブルの閉館が発表された。
新宿 TOKYU MILANO内の新宿ミラノ1、新宿ミラノ2、新宿ミラノ3、シネマスクエアとうきゅうは2014年12月31日閉館、また丸の内ルーブルは8月3日閉館が予定されている。
運営する株式会社東急レクリエーションは、新宿4館の閉館の理由について、ビルの老朽化とともに、ここ数年の近隣でのシネコンの隆盛により観客動員の減少を余儀なくされたこととしている。閉館後の予定は未定。丸の内ルーブルについては、今年の11月30日で賃貸契約期間満了となることが理由としている。
歌舞伎町には、TOHOシネマズ株式会社により、コマ劇場跡地にシネマコンプレックス・TOHOシネマズ新宿が2015年春にオープンすることが発表されている。
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【「新宿 TOKYU MILANO 内の直営事業所」閉鎖に関するお知らせ】より
(2014.5.13)
1.閉鎖事業所
【新宿 TOKYU MILANO】 東京都新宿区歌舞伎町1-29-1
① 映 画 館 「新宿ミラノ1」(1,064 席)、「新宿ミラノ2」(683席)
「新宿ミラノ3」(216席)、「シネマスクエアとうきゅう」(224席)
② ボウリング場 「新宿ミラノボウル」(58レーン)
③ コンビニエンスストア 「ファミリーマート西武新宿駅前店」
2.営業終了予定日
2014年12月31日閉館予定
3.閉館の理由
「新宿 TOKYU MILANO」は、新宿東急文化会館として、映画館2館「ミラノ座(現新宿ミラノ1)」「新宿東急(現 新宿ミラノ2)」とスケートリンクを擁した複合ビルとして、1956年12月に開館いたしました。その後、1967年12月にスケートリンクに変わりボウリング場「新宿ミラノボウル」、1981年12月に映画館「シネマスクエアとうきゅう」、1997年3月にコンビニエンスストア「ファミリーマート西武新宿駅前店」をそれぞれ開業いたしました。また、1965年12月には新宿ミラノ新館が開館し、新館内にて1971年11月に映画館「名画座ミラノ(現 新宿ミラノ3)」を開業いたしました。開業以来、多くのお客さまに親しまれるとともに、当社を支える主要な事業所として運営を継続してまいりましたが、近年、映画興行においてはシネマコンプレックスが主流となり、近隣への相次ぐシネマコンプレックスの出店により観客動員の減少を余儀なくされました。またボウリングにおいても業界全体での参加人口が減少傾向にあるなか、特に歌舞伎町来街者の大幅な減少にともない苦戦をしいられております。当社といたしましてはさまざまな営業施策ならびに徹底したコスト削減に取り組んでまいりましたが、業績の回復にはいたらず、またビル全体の老朽化も鑑み営業活動の継続は難しいと判断し、「新宿 TOKYU MILANO」内の直営事業所を閉鎖することといたしました。
お客さまをはじめ地域・関係者の皆さまにおかれましては、これまで賜りましたご愛顧・ご支援に対し、改めて心から感謝申し上げます。なお、今後につきましては現在のところ未定ですが、地区計画・歌舞伎町周辺再開発動向等を見極めつつ、事業性の検討を進めてまいります。
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【「丸の内ルーブル」の閉館に関するお知らせ】より
(2014.5.13)
1.営業終了予定日
丸の内ルーブル 2014年8月3日 閉館予定
2.閉館の理由
「丸の内ルーブル」は、1987年10月に開業し、以来、当社の映像事業おける主要な事業所として貢献してまいりました。また、2005年12月からは、3年間にわたり、映画館では日本初となるネーミング・ライツを導入するなど、さまざまな試みを行ってまいりました。
しかしながら、当該映画館は、定期建物賃貸借契約により賃借している物件であり、本年11月30日をもって契約期間満了となるため、閉館することといたしました。 お客さまをはじめ地域・関係者の皆さまにおかれましては、これまで賜りましたご愛顧・ご支援に対し、改めて心から感謝申し上げます。
(参考)施設の概要
① 所 在 地 東京都千代田区有楽町2-5-1 マリオン新館7F
② 座 席 数 470 席
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■東急レクリエーションHP
http://www.tokyu-rec.co.jp/company/news/2014/news_vision_shinjuku_org2014_5_13.pdf
[写真:東急レクリエーションHPより、新宿ミラノ1の入口]