1月31日(金)より公開となる『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のマーティン・スコセッシ監督が来日。メディアのインタビューに答え、先ごろ米パラマウントがフィルムでの映画配給を停止して完全デジタルでの配給へ移行し、この『ウルフ・オブ・ウォールストリート』が最初のデジタル配給のみの作品となったという報道についても発言した。
監督は「フィルム配給が停止したということは事実」としながらも、ドキュメンタリー映画『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』で指摘されているように、デジタルには長期にわたる物理的な保存に不安があるため、「『どうやってデジタル撮影された作品を長期間保存するのか』が今後の課題」と語っている。
なお、パラマウントの配給作品のデジタル移行については1月28日、クリストファー・ノーラン監督の新作『インターステラー』(全米では11月7日より、日本では12月12日より公開)については、例外としてフィルムとデジタルの双方で配給される、と報じられた。ノーラン監督は『サイド・バイ・サイド』のなかでもフィルム派を自認している。
【GIGAZINE】
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のマーティン・スコセッシ監督インタビュー(2014.1.28)
http://gigazine.net/news/20140128-martin-scorsese-interview/
【LA TIMES】
Paramount Pictures to make some exceptions to all-digital policy(2014.1.28)
http://www.latimes.com/entertainment/envelope/cotown/la-et-ct-paramount-pictures-digital-20140128,0,276668.story#ixzz2rqrxS18C
[写真:『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のマーティン・スコセッシ監督 ©2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.]
■映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』公式サイト
http://www.wolfofwallstreet.jp/
■映画『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』公式サイト
http://www.uplink.co.jp/sidebyside/
▼『ウルフ・オブ・ウォールストリート』予告編
▼『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』予告編