2013年5月15日から26日まで開催されていた第66回カンヌ国際映画祭が閉幕、パルムドールにアブドゥラティフ・ケシシュ監督の『アデルの人生(Blue is the Warmest Color: The Life of Adele)』が輝いた。日本からは是枝裕和監督作『そして父になる』が審査員賞を、オフィス北野製作の日中合作『A Touch Of Sin』が脚本賞を受賞した。今回はスティーブン・スピルバーグが審査委員長を務め、ニコール・キッドマン、クリストフ・ヴァルツ、アン・リー監督、河瀬直美監督などが審査員として参加していた。
ある視点部門では、作品賞にリティー・パニュ監督『The Missing Picture』が決定。またハニ・アブ・アサド監督『Omar』が審査員賞を受賞した。
アレハンドロ・ホドロフスキー監督『リアリティのダンス』などが出品されていた併催の監督週間は、ギョーム・ガリエンヌ監督『Me Myself and Mum』が最高賞のアート・シネマ・アワードとSACD賞を獲得した。
[写真:『アデルの人生(Blue is the Warmest Color: The Life of Adele)』より ©WILD BUNCH – QUAT’SOUS FILMS – FRANCE 2 CINEMA – SCOPE PICTURES – RTBF – VERTIG]
その他の主な受賞作品は以下の通り。
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【パルムドール】
アブドゥラティフ・ケシシュ監督『アデルの人生(Blue is the Warmest Color: The Life of Adele)』
【グランプリ】
ジョエル&イーサン・コーエン監督『Inside Llewyn Davis』
【監督賞】
アマト・エスカランテ監督『Heli』
【審査員賞】
是枝裕和監督『そして父になる』
【脚本賞】
ジャ・ジャンクー
ジャ・ジャンクー監督『A Touch Of Sin』
【男優賞】
ブルース・ダーン
アレクサンダー・ペイン監督『Nebraska』
【女優賞】
ベレニス・ベジョ
アスガー・ファルハディ監督『The Past』
【短編部門パルムドール】
MOON Byoung-gon監督『Safe』
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ある視点部門
【作品賞】
リティー・パニュ監督『The Missing Picture』
【審査員賞】
ハニ・アブ・アサド監督『Omar』
【監督賞】
アラン・ギロディ監督『Stranger by the Lake』
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監督週間
【アート・シネマ・アワード】
ギョーム・ガリエンヌ監督『Me Myself and Mum』
【ヨーロッパ映画賞】
クリオ・バーナード監督『The Selfish Giant』
【SACD賞】
ギョーム・ガリエンヌ監督『Me Myself and Mum』
【カメラ・ドール】
アンソニー・チェン監督『Ilo Ilo』(監督週間出品作品)
カンヌ映画祭公式HP 2013受賞作品
http://www.festival-cannes.fr/jp/theDailyArticle/60411.html
カンヌ映画祭公式HP 2013ある視点部門受賞作品
http://www.festival-cannes.fr/jp/theDailyArticle/60399.html
カンヌ映画祭監督週間受賞作品
http://www.quinzaine-realisateurs.com/awards-to-directors-fortnight-films-l209.html