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cinema

2013-05-19 14:10


ホドロフスキー新作『リアリティのダンス』予告解禁

ホドロフスキー新作『リアリティのダンス』予告解禁

写真左よりレフン監督、ホドロフスキー監督、エル・トポの少年(ブロンティス・ホドロフスキー、息子(アダン・ホドロフスキー)


現地時間18日カンヌ国際映画祭監督週間でアレハンドロ・ホドロフスキーの新作『リアリティのダンス』が上映された。公開後フランスの配給会社より予告編がYouTubeにアップされた。

上映前ステージにはコンペに『Only God Forgives』を出品しているホドロフスキー監督の大ファンだというニコラス・ウィンディング・レフン監督が登壇し、ホドロフスキーを舞台に招いた。

映画はホドロフスキーの自伝『リアリティのダンス』(文遊社)を原作にしている。
http://www.amazon.co.jp/リアリティのダンス-アレハンドロ・ホドロフスキー/dp/tags-on-product/4892570761/webdice-22

「自己破壊の精神は身体的および精神的なあらゆる病のメニューを私たちに示しており、人はこうして自らの病を選ぶのだ。治療するには、なぜこの病を選び、ほかの病ではなかったのかということを、考えなければならない」『リアリティのダンス』より

『エル・トポ』『ホーリー・マウンテン』で発揮されたシュールレアリスティックな映像は健在で随所に現れるが、自伝を原作にしているため宗教的孤高さよりはどこかフェリーニの『アマルコルド』を思わせるような家族のエピソードがチリの田舎町を舞台に描かれる。

なお、監督週間では『ホドロフスキーのデューン』(Frank Pavich監督)という彼の未完のSF大作に関するドキュメンタリーも上映された。映画の中ではハリウッドは金ばかりでクソだと言い、映画とは魂なのだとユーモアを交えて吠えまくるホドロフスキーが映し出される。
デイヴィッド・リンチの『デューン/砂の惑星』をみようかみまいか迷ったあげく映画館に観に行き冒頭を観て「これはひどい作品だ、失敗作だ、デューンは私にしか映画化はできないと安心した。ウハハッハ」と語っていた。

今年84歳のホドロフスキーの健在ぶりは以下のドキュメンタリーの予告編で観てください。


キーワード:

カンヌ / ホドロフスキー


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