1993年よりスタートし、今年で21回目を迎えるフランス映画祭が6月21日(金)から24日(月)までの4日間開催されることが決定した。
昨年のオープニング作品として上映され観客賞を受賞した『最強のふたり』は、その後劇場公開され大ヒットを記録した。今年は団長として、フランソワ・トリュフォーやジャン=リュック・ゴダールなどの巨匠たちに愛された女優ナタリー・バイが来日、自身の出演作であるグザヴィエ・ドラン監督作『わたしはロランス』(配給:アップリンク)上映も決定している。
ナタリー・バイは今回の来日にあたり「私の大好きな国、日本に再び訪れることを大変嬉しく思います。映画を愛する日本の皆様は、いつもフランス映画をあたたかく迎えてくれています。6月に皆様にお会いできるのを楽しみにしています!」とコメントを寄せている。
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『わたしはロランス』
彼は、女になりたかった。彼は、彼女を愛したかった。
弱冠23歳のグザヴィエ・ドラン監督が描く“スペシャル”な、愛の物語。
モントリオール在住の国語教師ロランスは、恋人のフレッドに「女になりたい」と打ち明ける。それを聞いたフレッドは、ロランスを激しく非難するも、彼の最大の理解者であろうと決意する。あらゆる反対を押し切り、自分たちの迷いさえもふり切って、周囲の偏見や社会の拒否反応に果敢に挑む長い年月。その先に待ち受けるのは…?
弱冠23歳にしてカンヌ国際映画祭に3作品を出品し話題となったグザヴィエ・ドラン監督による、10年に渡る美しく切ない愛を描いたラブ・ストーリー。ロランス役をメルヴィル・プポー、ロランスの母をナタリー・バイが演じる。フレッド役のスザンヌ・クレモンは、2012年カンヌ国際映画祭ある視点部門で最優秀女優賞を受賞した。
監督:グザヴィエ・ドラン
出演:メルヴィル・プポー、スザンヌ・クレモン、ナタリー・バイ
2012年/カナダ・フランス/168分/原題:Laurence Anyways
配給:アップリンク
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■ナタリー・バイ プロフィール
1948年7月6日生まれ、フランスのマネヴィル出身。代表作にはフランソワ・トリュフォー監督の1973年『映画に愛をこめて アメリカの夜』1978年『緑色の部屋』、ジャン=リュック・ゴダール監督の1979年『勝手に逃げろ/人生』、1985年『ゴダールの探偵』など。近年の出演作に、クロード・シャブロル監督の2003年『悪の華』、ギョーム・カネ監督の2006年『唇を閉ざせ』などがある。受賞歴は1980年『勝手に逃げろ/人生』でセザール賞の助演女優賞、1982年『愛しきは、女/ラ・バランス』ではセザール賞の主演女優賞、1999年『ポルノグラフィックな関係』でヴェネチア国際映画祭女優賞を獲得。娘は、フィリップ・ガレル監督の2008年『愛の残像』などの出演で知られるローラ・スメット。
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【開催概要】
『フランス映画祭2013』
日程:2013年6月21日(金)~24日(月)
場所:有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇(東京会場)
団長:ナタリー・バイ
公式サイト:http://unifrance.jp/festival/
Facebook:https://www.facebook.com/unifrance.tokyo
Twitter:https://twitter.com/UnifranceTokyo
主催:ユニフランス・フィルムズ
共催:朝日新聞社 後援:フランス文化・コミュニケーション省/CNC
アンスティチュ・フランセ日本、在日フランス大使館
協賛:LVT 他
特別協力:TOHOシネマズ
運営:ユニフランス・フィルムズ/東京フィルメックス
[写真:フランス映画祭2013の団長を務めるナタリー・バイ (C)DR/uniFrance]
▼『わたしはロランス』海外版予告編