4月2日、富士フィルムが公式HPで今年3月をもって撮影用/上映用映画フィルムの生産を終了したと公式に発表した。
今回生産終了が発表されたのは、映画上映用カラーポジフィルム「ETERNA-CP」シリーズ、映画撮影用カラーネガフィルム「ETERNA」シリーズなど。映画業界の世界的な潮流としてデジタル化が急速に進行するなか、富士フィルムの映画用フィルムの生産中止については、昨年9月アメリカのサイトで報道された後、webDICEでは富士フィルムに電話で取材。ネガフィルム・ポジフィルムの製造中止は事実であるものの、映画用フィルムは利用者が限られているため、公式のリリースは出さず、個別にオーダーに対応するというコメントを担当者から得ていたが、今回公式なリリースとして発表された。
なお、富士フィルムでは映画制作のデジタル化に合わせた製品として、長期保存用のフィルム「ETERNA-RDS」、色管理システム「IS-100」、高性能レンズなどを提供し、映画業界の発展に貢献していきたい、としている。
【富士フィルム公式HP】
撮影用/上映用映画フィルム 生産終了のお知らせ(2013年4月2日)
http://fujifilm.jp/information/articlead_0204.html