ベン・アフレックが1979年にイランで起きたアメリカ大使館襲撃事件を描いた映画『アルゴ』。先日発表された第70回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門作品賞と監督賞の2部門で受賞し、第85回アカデミー賞でも作品賞ほかにノミネートされているが、イラン政府系のメヘル通信は、この作品の題材であるアメリカ大使館襲撃事件をイラン側から描く映画の製作資金を政府が提供すると伝えた。
事件から18年間秘密にされていた「実話」を元にしていることを謳い文句とする『アルゴ』について、イランでは史実とはかけ離れて事件を扱っていると批判が相次いでおり、今回製作されると発表された映画『ゼネラル・スタッフ』は、『アルゴ』に対抗する目的で、イランの革命勢力が米国人人質20人を自発的に解放したことを題材にするという。
[写真:映画『アルゴ』より (c)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.]
【CNN】イラン、「アルゴ」対抗の映画製作へ 史実ゆがめると非難(2013.1.17)
http://www.cnn.co.jp/showbiz/35027031.html
映画『アルゴ』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/argo/