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cinema

2012-10-01 14:00


授業料148万円タル・ベーラのサラエヴォ映画学校

授業料148万円タル・ベーラのサラエヴォ映画学校

ハンガリーのタル・ベーラ監督が、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエヴォ科学技術大学で3年間の映画製作の博士課程を開講することが発表された。

最初の2年間で4本の短編映画、最後の1年で長編映画を製作するプログラムで、客員教授としてティルダ・スウィントン、ガス・ヴァン・サント、アキ・カウリスマキ、ジム・ジャームッシュ、アトム・エゴヤン、アピチャッポン・ウィーラセタクン、カルロス・レイガダス、フレドリック・トール・フリドリクソンなど世界の映画人の登壇が決定しているという。

応募は10月1日から21日まで、16人の受講者を募集し、授業料は年間$19,000(約148万円)となっている。タル・ベーラ監督は今回の開講に際し「私たちの願いは、ヒューマニズムの精神について責任を持って考える、成熟した映画製作者を教育することです」と語っている。

なお、タル・ベーラが今年Sight & Sound誌で選んだオールタイム・ベストは以下となっている。

『カメラを持った男』(1929年/ソ連)監督:ジガ・ヴェルトフ
『裁かるゝジャンヌ』(1927年/フランス)監督:カール・ドライヤー
『アレクサンドル・ネフスキー』(1938年/ソ連)監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン
『M』(1931年/ドイツ)監督:フリッツ・ラング
『バルタザールどこへ行く』(1966年/フランス・スウェーデン)監督:ロベール・ブレッソン
『女と男のいる舗道』(1962年/フランス)監督:ジャン=リュック・ゴダール
『フレンジー』(1972年/イギリス・アメリカ)監督:アルフレッド・ヒッチコック
『東京物語』(1953年/日本)監督:小津安二郎
『密告の砦』(1965年/ハンガリー)監督:ミクロス・ヤンチョー
『ベルリン・アレクサンダー広場』(1980年/イタリア・西ドイツ)監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー

[写真:サラエヴォ科学技術大学のHP]

【the guardian】Death by degrees? Bela Tarr to open film academy(2012.9.28)
http://www.guardian.co.uk/film/2012/sep/28/bella-tarr-film-academy-sarajevo

【Sight & Sound】THE GREATEST FILM PALL:Bela Tarr
http://explore.bfi.org.uk/sightandsoundpolls/2012/voter/895

サラエヴォ科学技術大学HP
http://www.ssst.edu.ba/

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