サイバーパンクSFの代表的作家ウィリアム・ギブスンが参加し、パンクの美学がグラフィック・アートとデザイン界に及ぼした影響を浮き彫りにする書籍『Punk: An Aesthetic』が、9月18日に発売となる。
『Punk: An Aesthetic』は、1970年代のセックス・ピストルズやスクリーマーズといったミュージシャンたちの貴重な写真から、クラスやジェイミー・リード、ジョン・ホルムストロムらのアートワーク、そして現代のストリート・アートの代表格バンクシーまで網羅し、世界中の希少なパンク・アートのコレクションとなっている。
300枚に及ぶ写真と、ジョン サベージ(『イギリス「族」物語 』)、ウィリアム・ギブスン(『ニューロマンサー』)、リンダー・スターリング(バズコックスなどのアートワークを手がけたデザイナー兼ビジュアルアーティスト)によるテキストを、ヨハン・クーゲルバーグ(『Born in the Bronx: a Visual Record of the Early Days of Hip Hop』『The New York Art Of The Velvet Underground』などの著者でありコレクター)が編集している。
なお、9月13日から11月14日まで、ロンドンのヘイワード・ギャラリーにて、本書で紹介されたアーティストの作品を集めた、クーゲルバーグとサベージのキュレーションによる「Someday All The Adults Will Die: Punk Graphics 1971-1984」展が開かれる。
[写真左:『Punk: An Aesthetic』表紙 写真右:「Someday All The Adults Will Die」フライヤー]
『Punk: An Aesthetic』
http://www.amazon.co.jp/dp/0847836622/webdice-22
出版社Rizzoliの紹介ページ
http://www.rizzoliusa.com/book.php?isbn=9780847836628#
企画するニューヨークのギャラリーBoo-Hooray公式サイト
http://boo-hooray.com/punk-aesthetics/someday-all-the-adults-will-die/
Boo-Hoorayフェイスブック
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