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2012-09-05 16:08


フェイスブックで臓器移植の意思表示が可能に

フェイスブックで臓器移植の意思表示が可能に

フェイスブックがアメリカで行なっていた「臓器移植ステータス」機能が、本日9月5日より、日本のユーザーにも追加された。アメリカでは今年の5月から、臓器移植提供への関心を高めてもらう目的で、ユーザー基本データのステータスとして、自分が臓器提供者としてドナー登録していることを表示する項目が加わっていた。

既にドナー登録しているユーザーは、自身のフェイスブックのトップからタイムラインの「ライフイベント」→「健康」→「臓器提供」の項目から、自分が臓器提供者であることを表示できる。登録ダイアログには、臓器提供の意思表示を受け付ける社団法人、日本臓器移植ネットワークのインターネットでの意思登録窓口へのリンクも設けられている。

現在アメリカでは、11万人以上の患者が臓器を必要としているなか、毎年約2万8千件の移植手術が行われている。それに比べ日本では、臓器の提供を待っている1万3千人に対して、移植を受けられる患者は、年間およそ300人となっている。

日本では、肺の難病を臓器移植により乗り越えた双子のドキュメンタリー映画『ミラクルツインズ』が11月より公開される。『ミラクルツインズ』は「嚢胞性線維症」(のうほうせいせんいしょう、CF)を持って生まれてきた日系アメリカ人・アナベルとイサベルが、臓器移植を経て、自分たちの病気、CFについてと臓器移植の必要性をたくさんの人に伝えるため自ら支援活動を始め、多くの人たちに勇気と希望を与えていく過程を描いている。今後日本でも、臓器提供や臓器移植に関する理解がさらに深まることが期待される。

[写真:フェイスブック「臓器移植ステータス」の意思表示の入力画面]

■【フェイスブック・ヘルプ】臓器提供者としての意思表示の共有
http://www.facebook.com/help/?page=368924819806375

■【ITmediaニュース】Facebookの「臓器提供ステータス」、日本でも提供開始(2012.9.5)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1209/05/news030.html

■映画『ミラクルツインズ』公式HP:http://www.uplink.co.jp/miracletwins/

▼映画『ミラクルツインズ』海外版予告編


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