『メランコリア』のラース・フォン・トリアー監督が、ユーザー参加型の映画製作プロジェクト「Gesamt」を発表した。
これはコペンハーゲン・アート・フェスティバルの主催と製作によるもので、「Gesamt」というプロジェクト名は、ドイツ語のトータルアート(gesamtkunstwerk)から取られている。トリアー監督が設定した条件に基づき一般から映像作品を募集、『メランコリア』脚本コンサルタントを担当したデンマーク人監督Jenle Hallundが最後に編集を行う。
完成した作品は2012年10月12日にシャルロッテンボー美術館にてプレミア上映されることになっている。
募集条件は以下の通り。
●参加者が自分のカメラで撮った映像かレコーディングした音のいずれかを用いた、5分以内の作品であること
●次の6つのアート作品からインスパイアされたものであること
・ジョイスの小説『ユリシーズ』
・ストリンドベリの戯曲『父』
・ゴーギャンの絵『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』
・セザール・フランクの即興演奏
・サミー・デイビスJr.の楽曲
・ヒトラーの建築家、アルバート・シュペーアによるニュルンベルクの党大会会場
●参加作品は9月6日までに送付のこと
応募の際のファイル形式など詳細はGesamt公式サイトまで。
■Gesamt公式サイト http://www.gesamt.org/uk/
■問い合わせ:Niels Jarler, Head of Communications, Copenhagen Art Festival, P: +45 26 11 89 97, E: nj@cph-artfestival.org, or Nadia Claudi, Producer Gesamt, P: +45 26 11 89 98, E: nc@cph-artfestival.org.
■Gesamtティーザー動画 http://vimeo.com/47394190
【写真:ラース・フォン・トリアー監督 photo:Jan Buus】