紙の雑誌が休刊に追い込まれる中、部数を増やしているという『ニューヨカー』のレムニック編集長のインタビューを含む記事。
メディアをプロデュースする人にとっては非常に参考になる言葉が多いのでは。
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「雑誌は自らの博物館になることはできない。一度そうなったら、その雑誌の編集者はキュレーターになり、執筆者は生ける彫像になってしまう」
「そして、最終的な判断を下すのは自分だが、「ニューヨーカー」を一人の人間の個性の反映と考えるのは傲慢で、この雑誌は書き手の雑誌だと強調する。イギリスの「エコノミスト」とは反対に「ニューヨーカー」は様々な「声」の集合体で、古臭い書き方をした新聞記事のような記事は一つもない」
『「ニューヨーカー」のクオリティを支えているのが、ファクトチェッカーの存在である。常時、15-20人程度のファクトチェッカーを抱えている。同誌では執筆者が記事を書き上げたら、ファクトチェッカーが取材に応じてくれた人にその発言内容について確認を取る。情報源を秘匿するために誌面では匿名となっている発言でも、レムニックと執筆者とファクトチェッカーは匿名ソースが誰であるかを把握している』
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総合誌が軒並み不振の時代に高級誌「ニューヨーカー」はなぜ100万部の部数を誇れるのか
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31369