2011年10月6日(木)より8日間にわたり行われている山形国際ドキュメンタリー映画祭2011の表彰式が本日12日に山形市中央公民館6Fで開催、受賞作品が発表された。
応募された1,078本からインターナショナル・コンペティションの大賞に選ばれたのは、パレスティナとイスラエルの間で揺れる父親と子供たちを主人公にした、ルーシー・シャツ、アディ・バラシュ監督の 『密告者とその家族』。
2012年アップリンク配給により公開が決定しているパトリシオ・グスマン監督の『光、ノスタルジア』は山形市長賞(最優秀賞)に、ヴァディム・イェンドレイコ監督の『5頭の象と生きる女』、は、優秀賞と観客の投票によって選ばれる市民賞インターナショナル・コンペティション部門の2冠となった。
その他受賞結果は以下の通り。
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■インターナショナル・コンペティション大賞
ロバート&フランシス・フラハティ賞(大賞)
『密告者とその家族』(アメリカ、イスラエル、フランス)監督:ルーシー・シャツ、アディ・バラシュ
山形市長賞(最優秀賞)
『光、ノスタルジア』(フランス、ドイツ、チリ)監督:パトリシオ・グスマン
優秀賞
『阿仆大』(中国)監督:和淵
『5頭の象と生きる女』(スイス、ドイツ)監督:ヴァディム・イェンドレイコ
特別賞
『殊勲十字章』(アメリカ)監督:トラヴィス・ウィルカーソン
■アジア千波万波
小川紳介賞
『雨果の休暇』(中国)監督:顧桃
奨励賞
『アミン』(イラン、韓国、カナダ)監督:シャヒーン・パルハミ
『龍山』(韓国)監督:ムン・ジョンヒョ
特別賞
『ソレイユのこどもたち』(日本)監督:奥谷洋一郎
『柔らかな河、鉄の橋』(ベトナム)監督:ファム・トゥー・ハン、ドー・ヴァン・ホアン、チャン・ティ・アイン・フゥン、チャン・タイン・ヒエン
『水手』(シンガポール、セルビア、モンテネグロ)監督:ヴラディミル・トドロヴィッチ
■日本映画監督協会賞
『監獄と楽園』(インドネシア)監督:ダニエル・ルディ・ハリヤント
■スカパー!IDEHA賞
『さよならUR』(日本)監督:早川由美子
■コミュニティシネマ賞
企画特別賞『ともにあるCinema with Us』
『イラン式料理本』(イラン)監督:モハマド・シルワーニ
■市民賞
『イラン式料理本』(イラン)監督:モハマド・シルワーニ
IC部門
『5頭の象と生きる女』(スイス、ドイツ)監督:ヴァディム・イェンドレイコ
山形国際ドキュメンタリー映画祭2011
http://www.yidff.jp/2011/program/11p1.html