政治色が強い催しこそ、公共施設は断ってはならないということが全く分かっていない。
民間の施設なら、それを理由に断る事はあり得るかもしれないが、税金で運営されている公共の施設はあらゆる主義主張、思想に対してオープンでなくてはならない。
上映中止された映画は、「脱原発 いのちの闘争」(西山正啓監督、102分)。福島第一原子力発電所の事故後、福島県から福岡県内に避難してきた家族の生活や、九州電力玄海原発2、3号機の再稼働に向けた動きに抗議するデモなどを追っている作品だという。
9月28日に上映を主催する市民が出水市民交流センターに仮予約した。ところが、翌日、「上の者に聞かないと分からない」と言われ、同30日に永池さんが市商工労政課に電話したところ、「政治色が強いものは断っている」と不許可になったという。
脱原発映画の上映認めず、出水市「施設目的にそぐわぬ」
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20111003-OYS1T00212.htm