現役自衛官の藤井源太郎氏がJBプレスにエッセイを寄稿している。
「福島第一原発:報道をはるかに超える放射能死を覚悟する自衛官、国のリーダーにその認識はあるか」
なぜ、簡単そうに見える放水作業が遅々として進まないのか、なぜ命を賭してでも日本を救う人はいないのかといった疑問に答えてくれている。
限られた装備で死を覚悟で任務を行う自衛官たちに対してできることは最高責任者の言葉だという。
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今さら装備品の追加は無理な要求ですから、今ある人員、器材で対処せねばならないとしても、隊員の士気を振作することは可能です。
隊員を喜んで死地に向かわせるのは、自衛隊最高指揮官である内閣総理大臣をはじめとする、防衛大臣などの各級指揮官の堅確な意志と熱誠を込めた言葉です。そして兵を死地に向かわせるなら、指揮官陣頭であるべきです。
本原発事象は長期化するでしょうから、是非、菅政権にあっては原子力災害派遣に従事する自衛官に対して、熱誠を込めた言葉で語りかけて頂きたいです。
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