東京国際映画祭間近、アップリンクの事務所映画『ザ・コーブ』を日本で配給してほしいと外国人がやってきた。それ以前にもメールがアップリンク宛に来て売込まれていたので内容はだいたい把握していた。海の水銀汚染の問題は水俣病を経験している日本にとっては重要な環境汚染で、『未来の食卓』を上映していたアップリンクは理解してくれるだろうと先方の思いはあったのだろう。話を聞くと隠し撮りに最後イルカ漁の結果海が赤く染まるシーンなど、環境問題と哺乳類であるイルカを殺すのは野蛮という、直接つながらないメッセージが混同している映画だと思った。まず、見せてほしいといったが、その後試写用のDVDも送られてくる事もなかった。まあ、どんな内容かは興味があったので観てから断ろうと思っていたのだが。アップリンクのポリシーからは上映はありえないと思ったが、もし上映されないのなら判断は観客に委ねるのもありかなとも思った。批判するにもまず観てみないとできないのだから。
日本ではアンプルグドが配給するそうです。僕はまだ観ていないのでぜひ自分の目で確かめてみたい。
イルカ漁隠し撮りの米映画アカデミー賞受賞に 太地町反発
http://www.wbs.co.jp/news.html?p=10935
アンプラグド公式サイト
http://www.unplugged.cc/index.html