とりたててファンでもなかったが、日本のミュージシャンの中では少しも嫌な部分がない人だった。
むしろ、社会性のある事をロックの方法論でさらっとやっているのがイヤミにならず、さらに自分の立場と影響ががわかってやっていてるところが尊敬できた。
ザ・タイマーズは今の方が必要としているし、
清志郎版、君が代もそうだね。
しかし、みなければいいのだがテレビはひどい、いろんな番組で「ロックスターらしい」お葬式でしたと言っていた。
音楽を大きく流したり、ピンクの額縁や、ピンクの衣装を着てブレスレットを付けて棺に眠っていることを指しているのだが、どうして「忌野清志郎さんらしい」お葬式でしたと言ってあげられないのだろうか。
彼らにとってはニュースバリューがある「ロックスターの死」でしかなく「忌野清志郎の死」ではないのだ。
考えてみればわかる、「ロックスター」は誰も指していない。
メディアの中の記号でしかない。
彼らがもし、それでも記号化して言いたいのなら「ロックスター忌野清志郎さんらしい」というべきだ。
どうでもいい事かも知れないが、
ようするにテレビでコメントしているは人は彼の死を誰も本当に悔やんでいなし悼んでいないのだ。
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忌野清志郎さん葬儀9日(土)13:00 青山葬儀所
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