さくらグランプリに輝いたのは、ドイツ・スイス・カザフスタン・ロシア・ポーランド合作の雄大なカザフスタンのステップ地帯で生きる遊牧民一家の物語『トルパン』(セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督)。
グランプリ賞金10万ドルと世界の映画祭でも最高クラスの額。
でもなんで「さくら」とまでこだわったのなら「円」で賞金額を決めないのだろう。円高で映画祭サイドは節約になったが。
内容は映画祭のサイトによると「一人前になるために嫁をもらいたい青年を中心に、厳しい自然の中で暮らす家族の姿をほのかなユーモアで包みながら描いていく作品。ひたすら広大な大地の姿に圧倒される!」
各受賞作品
審査員特別賞 『アンナと過ごした4日間』(イエジー・スコリモフスキ監督)
最優秀監督賞 セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ『トルパン』
最優秀男優賞 ヴァンサン・カッセル『パブリック・エネミー・ナンバー1( Part1&2)』
最優秀女優賞 フェリシテ・ウワシー『がんばればいいこともある』
最優秀芸術貢献賞 『がんばればいこともある』(フランソワ・デュペイロン監督)
観客賞 『ブタがいた教室』(前田哲監督)
TOYOTA Earth Grand Prix グランプリ 『フェデリコ親父とサクラの木』(ホセ・アントニオ・キロス監督)
審査員賞 『ブタがいた教室』
特別賞 『ミーアキャット』
アジアの風 最優秀アジア映画賞 『私のマーロンとブランド』(フセイン・カラベイ監督)
スペシャル・メンション 『陽もまた昇る』『生きていく日々』『ムアラフ-改心』
日本映画・ある視点 作品賞 『buy a suit』(市川準監督)
特別賞 岸部一徳『大阪ハムレット』
黒澤明賞 ニキータ・ミハルコフ、チェン・カイコー