イベント

4月

08

4月

20

終了プラセボ効果“The Placebo Effect”

ケビン H. ジョーンズ Kevin H. Jones  個展

  • 日程
    2013年04月08日 ~ 2013年04月20日

  • 時間
    14:00

  • 会場
    アート・ラボ・アキバ 〒111-0053 東京都台東区浅草橋4-5-2  片桐ビル1F 

プラセボ効果"Placebo Effect"
ケビン H. ジョーンズ Kevin H. Jones 
2013年 4月 8日(月) - 4月20日 (土)
14:00-19:30 (-18:00 20日) 日曜日休廊
レセプション及びアーティストトーク: April 13 (Sat.) 17:00~
アーティストHP: http://www.kevinhjones.com/
会場HP: http://art-lab.jp/alab_051.htm

根本的な真理なのか、はたまたただの気休めの偽薬なのか?
ニュー オリンズを 拠点に活動する アメリカ出身のアーティスト、ケビン H.ジョーンズは今回展示する三つのビデオからなる作品で 我々の'科学的真理'に対する認識を解体し遊戯する。果たして私たちはどこまで我々を取り巻く世界の構造を解明したのだろうか、それともその構造とは単なる想像上の虚構に過ぎないのだろうか?
キュレター:太田エマ

ステートメント
ケビン・ジョーンズは彼自身の自然界の探求の中でアーティストとしてのまた科学者的視点からの興味関心を組み合わせている。彼は化学または物理学分野の中で確立された記号言語を使用しているが、それは彼自身による記号と体系についての概念的分類学の創造を目論んでいるからである。ケビンの使用する媒体もペインティング、フィジカルコンピューティング(※1)、タイムベースのメディア、また2次元的なデジタルプリントなど様々である。一見すると作品のイメージは慣れ親しんだものに見えるが、意味するものを読み取ろうとすると、それらはミステリアスで、とても解読することが困難に思われてくる。ケビン・ジョーンズはこの物質的世界により官能的な視点を持つことを提案することで、根拠を優先する普遍的な価値観を問いかけている。

(※1)「フィジカル・コンピューティング」とは既存のパーソナルコンピュータの一般的なインターフェイス(ウインドウ、マウス、アイコンなど)を超えて、人間の生活環境に適した身体的なコンピュータのあり方を模索する研究の動向のこと。

略歴
ケビン H. ジョーンズはアラバマ州、ハンツビルに生まれ、現在はルイジアナ州、ニューオリオンズを拠点にしている。バージニアコモンウェルス大で絵画と版画で学士号をテキサス大で絵画、イェール大学でデザインの修士号を取得した。
最近4年間のケビンの作品の中には 絵画、ビデオ、そしてフィジカル・コンピューティングの使用の変遷と統合が見ることが出来る。これらの媒体の統合を通し、チャート、図形 そしてコンピュータシステムを使いながらの自然界へのコンセプチュアルな探求が彼の一貫したテーマである。例えば初期作品としては太陽エネルギーを使った空想上のテレビ局の作品があるが、最近はビデオという媒体をエントロピーや不条理への考察に使っている。

ケビンはアメリカ、アジア、ヨーロッパの各地で展覧会を持ち、IDマガジン, アイデアマガジン, ニューラルオンライン、ニューヨークタイムズ、MSNBCなどの各種メディアでその活動や作品が取り上げられている。最近ではペンシルバニア州、フィラデルフィアのケミカル・ヘリテージファンデーション, ノルウェイのサンドネス市にあるステーションK(スタスジョンK), バージニア州リッチモンドの1708 ギャラリー そしてテキサス州ヒューストンのルドルフブリューム ファインアートで展示があった。
彼の最近の受賞としてはルイジアナのアーティスト及び学者への褒賞、アトラス 2012-2013、ルイジアナ アートとアーティストフェローシップ2009-2010、ルイジアナ アートウォークスタジオ レジデンシィプログラム2009-2010、ノルウェイ、サンドネス市のステーションK(スタスジョンK)のAIRレジデンシィ2008、ヒューストン現代美術館のKAT基金20 06、そしてバージニア美術館アートフェローシップを1995年と2000年に取得した。
また教育者としてケビンはノースカロライナ大、オレゴン大、ペンシルベニア大で教鞭をとり、現在はチューレン大のニューコーム美術学部で准教授の任についている。

レビュー(0)


コメント(0)


月別イベント