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青空が忘れられた世界。
月が沈み太陽が昇っても、空は暗いまま、黒い夜と黒い朝が繰り返す、そんな時代。
少年　昴は、父が語る青空の思い出に魅了され、いつか青空をみてみたいと夢見ている。
地下芸術家のゴーギャンは、昴に見えないゴミの収集を教えながら、新たな芸術「水面画」の確立に励んでいた。
青空を渇望する二人は、やがて、水面に映る幻想の世界に魂を沈め、八月の海へと旅立つ。
それは、地の底で眠る女王の国への、遠い旅の始まりだった。　

■異色のロックバンド「火の馬」初の単独公演は、歌、踊り、演劇が一体化した音楽劇である。
この日のための特別編成「火の馬と妖精楽団」が、波瀾万丈の冒険の旅にあなたを誘う。
さあ、水から水へと渡り、根の国の女王を探せ。最も小さき水に出会うまで。