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まなぶ

投稿者:amu


4月

19

終了職業としての編集デザイン 第3回 世界設計のための編集 ――ふつうの人が知をつくる時代に

いま、協同的に知を紡ごうとするコミュニティが試行されています。

  • 日程
    2013年04月19日

  • 時間
    19:30

  • 会場
    クリエイティブスペース「amu」

既存のテクノロジーをしなやかに援用しながら、教える-教えられるという一方的な関係ではなく協調的に学び合うコミュニティ。専門家が主役を担うコミュニティもありますが、〈ふつう〉の人たちが知の主体となるものもあります。

彼/彼女たちは〈ふつう〉の人たちであって、テレビで専門的なコメントをいう有識者でもなければ、本で知識を世に問う文筆家でもありません。だから、あつまったからといっても、それだけで知が編み上がっていくというものではありません。
だれかが知を生み出すコミュニティへと導かなければなりません。そして、生み出された知を書き留めておかなければなりません。

twitterやUSTREAM、ニコニコ動画のようなソーシャルメディアとまとめサイトが想起されるかもしれません。たしかに大量のデータの蓄積のなかから知が析出される可能性はありますが、ぼくたちが注目するのは、だれかとだれかが出会う相互作用のなかで生み出される知であり、その可能性に開かれている場です。

親しい友人や身内との対話形式で〈ふつう〉の人びとのオーラルヒストリーを収集するアメリカのNPO「StoryCorps」。
ミランダ・ジュライの発する指示書に一般参加者が寄せた応答を集めた「Learning to Love You More」。
東日本大震災の記録を市民とともに記録・発信するせんだいメディアテークの「3がつ11にちをわすれないためにセンター」。
高齢者たちの人生の軌跡を聞き書きによって集める六車由実氏の「介護民俗学」の試み。

これらは、これまで知として収集されてこなかった、〈ふつう〉の人びとに内在する知に目を向けたプロジェクトです。

これらプロジェクトのようなコミュニティにおいて知を紡ぐ術を、ぼくたちはやや大げさに「世界設計のための編集」と名づけました。
古今東西にわたって見受けられる知のコミュニティによる実践を縦糸に、書物に書き留められた知見を横糸にしながら、その編集術を織り上げていきます。

ナビゲーターは、「学びの場」をつくる川口市メディアセブン・ディレクターの氏原茂将さんと、雑誌『アイデア』で活躍された気鋭の編集者・古賀稔章さんです。

簡単なワークショップを挟みながら、観客参加型で進行します。

・地域の知を、地域の人とともに作っていきたい方
・ボトムアップ型の知のアーカイブ、編集、デザインに興味のある方
・新しい「学び」の場づくりを考えている方
・次世代編集デザインのあり方を考えている方

お気軽にご参加ください。

☆詳細とお申込みはこちらをご覧ください。
http://www.a-m-u.jp/event/2013/04/worlddesign.html

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