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日程2009年06月29日
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時間19:00
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会場東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル
日本伝統音楽と西洋的技法との「2つの音世界からの創造」に取り組んだ作曲家であり、<東京の夏>音楽祭創設者の一人でもある石井眞木による《聲明交響II》。
古来大陸より伝来し、日本の伝統音楽の礎となった聲明、雅楽(舞楽)とオーケストラが舞楽法会の形式に則って交錯し、響き合う美しい作品で、欧州はじめ海外の上演では高い評価を得ているものの、国内での上演機会は決して多くない。
東京楽所による雅楽と天台聲明音律研究会の聲明も聴きどころだ。
【出演】
井上道義 (指揮)
オーケストラ・アンサンブル金沢
東京楽所 (雅楽/舞楽)
天台聲明音律研究会 (聲明)
【プログラム】
■ 石井眞木:聲明交響 II(オーケストラ・アンサンブル金沢 ヴァージョン)
石井眞木は、西洋的技法と日本の伝統音楽による「2つの音世界からの創造」を命題に、創作活動を精力的に推進したことで知られ、内外で高く評価されている作曲家である。
「聲明交響II」は、1995年作曲。それまでの「東洋と西洋」から、中国や日本の古典に目を向けはじめる時期の重要な作品である。戦後50年の年を締めくくるに相応しい音楽的イヴェントとして、作曲家の石井眞木自身の指揮により、長野県善光寺で音楽奉納として初演された。(正式には「聲明交響II-密厳浄土」。)
1995年11月2日―4日には、長野市民会館ヴァージョン「聲明交響II-聲明、雅楽、バレエ、ハープ、弦楽合奏、打楽器のための」が、奉納演奏を拡大解釈して初演された。(指揮:石井眞木、演出:木戸敏郎)。
本公演で演奏するのは、この長野市民会館ヴァージョンを更に演奏会版にした「アンサンブル金沢版」である。
-「西洋と東洋を出会わせ、伝統と現代を同次元にもちきたって、まるで新しい伝統の創造へのひとつのマニフェストでもあるかのような興味深い催し」
(1995年11月長野市民会館公演/秋山邦晴/「音楽芸術」1996年1月号所載)
■ ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 Op.92
全席指定 S:¥9,500 A:¥7,500 B:¥5,500 C:¥3,500
アリオンチケットセンター:03-5301-0950