-
日程2012年02月21日 ~ 2012年03月21日
-
時間12:00
-
会場photographers’ gallery、KULA PHOTO GALLERY 東京都新宿区新宿2-16-11-401
2012年2月21日(火) − 3月25日(日)
12:00 − 20:00 月曜休
岸幸太はこれまで「傷、見た目」、「もの、しみる」といった写真展において、東京の山谷、横浜の寿町、大阪の釜ヶ崎、と同じ町を繰り返し撮影し制作をしてきました。「人への興味は、その人の持つ傷、見た目から始まる」と岸が語るように、人が持つ、見ることを躊躇してしまう傷や、無視してしまう生を見続ける姿勢は本展でも変わることがありません。
本展は釜ヶ崎の写真だけで構成されています。簡易宿やアパートが立ち並ぶ町の中、日向に座りこむ、酒に酔う、路上で寝るなど、この町に暮らす様々な人の姿や、路上に転がる酒瓶、捨てられた衣類や新聞紙、壁の落書きや貼り紙などが、ひとつひとつつぶさに捉えられています。岸の写真は、釜ヶ崎という町・人・ものを写し出し、この町で暮らす人々と自分自身の生活が地続きであることを、あらためて私たちに気づかせることでしょう。
展示内容/ゼラチンシルバープリント、203×254ミリ、約100点