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日程2012年01月10日 ~ 2012年01月29日
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時間12:00
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会場KULA PHOTO GALLERY 161-0022 東京都新宿区新宿2-16-11-4F
2012年1月10日(火)- 29日(日)
12:00 - 20:00 月曜休
会場/KULA PHOTO GALLERY
本展では、山梨県笛吹市春日居・一宮地区の桃農家を撮影した写真が展示されます。
笛吹川が流れる甲府盆地のこの地区一帯は、平地・高地を問わず桃畑が広がり、日本有数の桃の産地として知られています。
桃農家は毎年、天候の変化などを読みつつ、手探りで、しかしはっきりと順序立てて農作業を進めてゆきます。けれども農家でさえ、その作業ひとつひとつがどのように桃の出来に関わっているのか、直接的には知ることができません。そうした限界をしっかりわきまえながらも、出来の良い桃の姿を思い描いて、作業を黙々とこなしてゆきます。そして夏の盛りに、結果として実った桃を手にしたときはじめて、遡って作業のひとつひとつに思いを巡らすのです。
米田拓朗は、一年を通して行われるこうした農作業を撮影し、桃をめぐる人や畑を姿形(フィギュール)として記録しています。秩序立てて繰り返される農作業の動作や風景の移ろいが淡々と記録され、並べられることで、桃という果実へと文字通り結実してゆくひとつづきの作業のかたちが浮かび上がってきます。
展示内容/インクジェットプリント/382mm×306mm/18点
▼詳細URL
http://pg-web.net/kula/yoneda-takuro/