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日程2008年11月01日 ~ 2008年11月03日
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時間18:00
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会場タワーホール船堀・小ホール
●「天の魚」とは(公式HP http://www.tennoio.jp/index.html より転載)
石牟礼道子「苦海浄土」の中の一章、「天の魚」をもとに、故・砂田明が脚色・構成した演劇作品で、胎児性水俣病の孫を持つ年老いた漁師の語りで構成されています。砂田による公演は1979年水俣から始まり、1980年2月東京・浅草木馬亭公演、その後全国各地を巡演し、1992年、砂田が病に倒れるまで、上演556回を数えました。この間、1981年に紀伊国屋演劇賞特別賞を受賞しています。
1993年に砂田が死去した後、長く上演されることがありませんでしたが、砂田の弟子でもある俳優・川島宏知によって、2007年9月、14年ぶりに復活上演されました。
復活上演にあたって、2006年、かつて砂田の東京公演を支えた「東京不知火座」を再度立ちあげ、制作にあたることになりました。
●各回上演前に特別講演・「石牟礼道子の世界」/最首悟さん(和光大学名誉教授)があります。
・第1回/自分を焚く「表現することのただならなさ」
石牟礼道子には、「ことばを焚いてきた。ことばが立ち昇らなくなると、自分を焚いた」という尋常ではない表現がある。何のために焚くのだろうか。焚かねばならないのだろうか。火による浄化を手がかりに考えてみる。
・第2回/天の病む「海中世界という他界」
石牟礼道子には、天と天底という垂直世界がある。しかし「天のくれらす魚」は水平の海中世界にいる。いのちは海中世界に生まれ海中世界に還って行く。天命は硬質であり、病むこととは無縁であるかのようである。
・第3回/気配たち「柔らかい透明な大気」
石牟礼道子には、死者たちがいつもそこに居る、あるいは還ってきて、気配として充ち溢れている世界がある。それは呼気吸気として体内に出入りすれば、わたしなる者もこの世とその世を出入りする魂であるかのようである。
・第4回/遊び「造化生成にあずかるよろこび」
石牟礼道子には、浜遊び、山遊びはかかせない。海が山が豊饒に「産み」出すとき、人はその根源の場において、自発する遊びに誘われる。無心に遊ぶ人のすがたにいのちのざわめき、にぎわいが映し出される。
●開場・開演時間は以下のとおりです。
11/1(土)・17:30開場/18:00より講演/19:00「天の魚」開演
11/2(日)昼の部・13:30開場/14:00より講演/15:00「天の魚」開演
11/2(日)夜の部・17:30開場/18:00より講演/19:00「天の魚」開演
11/3(月・祝)・13:30開場/14:00より講演/15:00「天の魚」開演
講演は約45分、「天の魚」上演時間は約1時間15分です。
●チケットお申し込み・お問い合わせ:東京不知火座事務局 TEL/FAX 03-3653-1130
メールでのお申し込みお問い合わせは、info@tennoio.jp(送信の際は@を半角に直してください)まで。
日時指定でご予約を承り、会場にて前売り料金で精算させていただきます。
また10月25日までに下記へご入金いただければ、事前にチケットを郵送させていただきます。
郵便振替 00190-0-352494東京不知火座/三井住友銀行新小岩支店・普通7219716ミヤモトシゲミ
座席指定はありません。入場は前売りの方を優先させていただきます。
全ての情報は公式HPからの転載です。ご確認ください。
公式HP http://www.tennoio.jp/index.html