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5月

07

終了写真家 鷹野隆大 × 美術評論家 清水穣「カスババを見よ、考えよ」

当たり前で、どうしようもなく退屈な、カスのような場=略して「カスババ」って?

  • 日程
    2011年05月07日

  • 時間
    17:30

  • 会場
    青山ブックセンター

写真家鷹野隆大氏による写真集『カスババ』の刊行を記念して鷹野隆大氏と評論家の清水穣氏をお迎えしてトークイベントを開催させていただきます。
ジェンダーやセクシュアリティーをテーマとした写真作品で有名な鷹野氏ですが、「毎日写真」と銘打って98年より「目の前に否応なく存在するものとどう向き合うか」をテーマに写真を撮り続けています。その過程でひとつの方向性を持ち始め、この度一冊の写真集となったのがこの『カスババ』です。タイトルは鷹野氏の造語で、“あまりに当たり前で、どうしようもなく退屈な”“滓(カス)のような場所”を略して「カスバ」と名付け、それを複数形にしたもの(カス場々)です。
「カスバ」な風景を作り出した社会の中で暮らす私たちはここに写し出された場所と無関係ではいられません。私たちにとって「カスババ」とは何か。また鷹野氏が10年以上「カスババ」を撮り続けてきたなかで思ったことは何か。鷹野氏と同じ63年生まれで同じ時代、同じ社会を見つめてきたといえる清水氏とともに語っていただきます。
トークショー終了後に鷹野隆大氏、清水穣氏によるサイン会を行います。
サイン会対象書籍:『カスババ』他 会場で販売の関連書籍等

日時:2011年5月7日(土)17:30~19:30+サイン会(開場17:00~)
会場:本店内・カルチャーサロン青山
料金:税込700円
定員:100名様
参加方法:オンラインストア、開催店舗にて受付いたします。
※入場チケットは、イベント当日受付にてお渡しします。
※当日の入場は、先着順・自由席となります。
※電話予約は行っておりません。

▼詳細・お申し込み
http://www.aoyamabc.co.jp/event/kasubaba/
お問い合わせ先:本店03-5485-5511(受付時間10:00~22:00)

●プロフィール
鷹野隆大(たかの りゅうだい)
1963年福井生まれ。写真家。
1994年の初個展以来セクシュアリティーをテーマに発表し、2006年に写真集『IN MY ROOM』で第31回木村伊兵衛写真賞を受賞。一方で日常の中で気になったものを写す「毎日写真」を1998年より開始し、現在も撮り続けている。主な写真集に『IN MY ROOM』(蒼穹舎2005)『ぱらぱら まりあ/としひさ』(Akio Nagasawa Publishing 2009)『男の乗り方』(Akio Nagasawa Publishing 2009)などがある。


清水穣(しみず みのる)
1963年東京生まれ。写真評論家。同志社大学教授。
1998~2000年ケルン大学(ドイツ)客員教授。専攻は現代美術・写真、現代音楽。1995年に第1回重森弘淹写真評論賞受賞。主な著書に『白と黒で―写真と・・・・・』(現代思潮社2004)、『写真と日々』(同2006)、『日々是写真』(同2009)、『批評のフィールドワーク』(2011年秋刊行予定)など。主な訳書に『ゲルハルト・リヒター写真論/絵画論』(淡光社1

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