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日程2011年04月07日
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時間19:30
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会場クリエイティブ・スペース「amu」
コスプレやガーリーファッション、Kawaii(カワイイ)の周知、メンズファッションの隆盛など、世界でもその特異性が認められつつある JAPAN FASHION。しかし、国内では相変わらず「モテ」やブランド志向など、表層的側面ばかりが注目され、日本文化の中でファッションがどう成立しているのか、日本人がファッションをどうとらえているのか、そのリアリティはなかなか見えてきません。
high&low入り乱れて多極化するメーカーと、服を着る個人が内面(個性)の問題を自己編集していく現代。あらゆる業界で消費の限界が浮き彫りになり、新しいシステムと価値の呈示が急がれているいま、JAPAN FASHIONがこれからどう構築されていくか、世界の中で日本のファッションを考えたとき、コアとなるものは何なのか、生活文化全体の流れから捉える必要があるのではないでしょうか。
本講座では、ファッションの現場で根底を支える第一人者たちが、その方法論や戦略を初めて公開。いわゆる"モード"としてだけでなく、日本のファッション史、現場での実践、社会の中での影響力、目利き、流行をつくる仕組み...といったハードとソフトの切り口から、かつて語られることのなかったJAPAN FASHIONのエッセンスを伝授します。
ファッション業界に真剣に携わりたいひと、「ファッション」の本当の魅力について知りたいひとには、これからの課題を考えていく上で必ず聞いてほしいこと。可能な範囲で、質疑応答の時間ももうけます。
※本イベントは、今秋に『JAPAN FASHION』(仮題)として書籍化予定です。
【講義内容】
※詳細は決定次第、随時アップいたします。
※地震等の災害状況により、プログラムが変更になる場合がございます。何卒ご了承ください。
第1講 「JAPAN FASHIONの原点」 4月7日(木)
guest: 永森達昌氏(流通コーディネーター)
「糸から売場まで」という思想を軸に、テキスタイルを中心にさまざまなビジネスモデルを構築している永森達昌氏。日本のファションビジネスの第一人者として現場の裏側をすべて知る永森氏に、「JAPAN FASHIONの原点」を語っていただきます。「ファッション」という言葉がまだ日本になかった黎明期からお話しいただき、JAPAN FASHIONが、実は日本文化の深層と関わることを、豊富な資料とともに初めて公開していただきます。さらに、国際的著名デザイナーとのコラボレーションや豊富なネットワークから得た、メディアでは取り上げられることのない「これからのJAPAN FASHION」を、流通、デザイン発想、競争力などの視点からリアルに語っていただきます。関係者、必聴、お見逃しなく。
第2講 「JAPAN FASHIONのビジネス」 4月21日(木)
guest: 針生拓郎氏(マーチャンダイザー)
第3講 「JAPAN FASHION インタープリテーション」 4月28日(木)
guest: 新井千栄子氏(モデリスト)
第4講 「JAPAN FASHION ファッションモデル」 5月12日(木)
guest: 黒田清子氏(ビューティコンサルタント)
第5講 「JAPAN FASHIONとメディア」 5月26日(木)
guest: 西谷真理子氏(編集者、「ハイファッション・オンライン」チーフディレクター)
【全体コーディネーター/ファシリテ―ター】
深町 浩祥 (フィルムアート社刊『ファッションデザイン 101のアイデア』翻訳者)
【定員】40名 (定員になり次第受付を終了します)
【参加費】
1講座 5,000円 / 学生3,000円 (消費税込み)
5講座通し券 18,000円 (消費税込み)
☆お申込みはこちらから…
http://www.a-m-u.jp/event/2011/05/japan-fashion.html