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日程2011年02月25日
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時間19:30
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会場神奈川芸術劇場
舞台芸術の発信地ドイツ、ベルリンを拠点にいま最も期待が高まっている3カンパニーが横浜へ上陸!HAUとのコ・キュレーションによって、近年発表された中でも素晴らしい評判を得た作品をご紹介します。
このプロジェクトでは、ベルリンにおいて革新的な作品の発信地として国際的に知られる劇場、HAU(ヘッベル劇場ベルリン)とのコ・キュレーションによって、近年発表された中でも素晴らしい評価を得た3作品をご紹介します。今回ご紹介する3作品は、ドイツ演劇界のイニシアチブを握り続ける劇場・HAUで生まれ、近年ドイツで大きな注目を集めた作品です。キュレーションにあたっては、ドイツの劇場特有のスタイルであるレパートリーシアターから生まれた作品ではなく、インディペンデントに活動しているカンパニーが発表した作品にこだわりました。また、日本特有の固有名詞となっている「小劇場」演劇が、世界の状況と呼応していくような広がりを生み出すため、ドイツの”いま”を表象する「小劇場」作品にフォーカスしています。
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Rimini Protokoll(リミニ・プロトコル)「Black Tie(ブラック・タイ)」に
webDICEフォロワー5名様をご招待
日時:2011年2月25日(金)
18:30受付開始 19:15開場 19:30開演
場所:神奈川芸術劇場
終演後に、感想をつぶやくことが応募条件となります。当選された方は、必ず、終演後~翌日の10:00までに、120文字以上で感想をつぶやいてください。
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■応募手順01
twitterにログインして、webDICEのtwitterをフォローしてください。twitterのアカウントをお持ちでない方は新規登録が必要です
http://twitter.com/webdice
■応募手順02
@webdice #sekasho(半角英数)をつけて、「2/25 世界の小劇場」とお書きのうえ応募の理由をtwitterでつぶやいて下さい。@webdice と #sekashoの間は半角スペースを入れて下さい。
締め切り:2月25日(金)昼12時まで
当選のご連絡について
当選のご連絡は2月25日14時までにtwitterのダイレクトメッセージにて行います。
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【『世界の小劇場』とは?】
いまこの瞬間に、世界の劇場は、現代社会に対してどのような問いを、どのような方法で投げかけているのでしょうか。歴史、政治、経済、教育、社会、文化など異なる環境で生活しているアーティストの上演を体験することによって、世界の様相をつぶさに観察するだけではなく、彼らの世界がわたしたちの生活と地続きであるかもしれないという可能性を探求する試みです。このプロジェクトでは、毎回異なる国/都市にフォーカスし、実験的・革新的・国際的なアーティストの発信源となっているような劇場/フェスティバルとタッグを組みます。先進的な拠点とコ・キュレーション(共同企画)していくことによって、横浜と様々な都市がネットワークで結ばれ、日本のアーティストや観客にとって、より発展的な展開が生み出されることを期待しています。
【作品のみどころ】
Rimini Protokoll "Black Tie"(リミニ・プロトコル「ブラック・タイ」)
ゼロ歳でドイツの白人家庭に養子にとられた韓国生まれ女性が本人役で出演しており、彼女が生きていることの違和感が浮き彫りになる。さらにその違和感を超えて自らの運命を肯定的に捉え直し、ある種の笑いにも転化できる程の力強さを持った女性の独白が胸を打つ。この作品は、外見は韓国人でありながら内面はドイツ人として育った女性の人生そのものを舞台化しており、彼女のアイデンティティーを巡る探求は、急速に進行しつつあるグローバル化のなかで、長らく単一民族神話に縛られていた日本人にとっても、人ごとには出来ない切実な問題を提示している。日本の観客が他者や異文化というものを真摯に受け止めていくうえで、とても重要な作品である。
andcompany&Co. "MAUSOLEUM BUFFO" (アンドカンパニー&Co.「道化の霊廟」)
革命と反革命、戦争と和平を繰り返すことによって、世界が様々な形に分断されては再統合された20世紀。この激動の時代に、政治と音楽という異なる分野で歴史に名を刻んだ、ウラジミール・レーニンとジョン・レノン。この二人の人物に共通点はあるだろうか?そう問いかけながら、20世紀をテーマにした三部作の最終章となる本作品は、われわれを過去へのタイムトラベルへと誘う。世界史的事件を追想しながら、革命へ憧憬の念を禁じえず、それでいて革命の生み出した道化じみた滑稽さと悲劇を忘れることができない登場人物たち。深刻なテーマであるにもかかわらず、いや、それだからゆえか、シュールな着ぐるみや仮面を装着した俳優たちは、彼ら特有のポップでディープな舞台上で現実と妄想、20世紀の夢と悪夢を再現する。希望と失望を同時に抱えた21世紀を生きるそんな彼ら、そして私たちは、いかに過去の記憶と向きあえばよいのか?忘却するのではなく、美化するのでもなく、冷静にしかも溌剌とした態度で過去を弔うこと。アンドカンパニー&Co.が表現しようとしているのは、過去の追悼によって垣間見られる、可能であったかもしれないもう一つの歴史のかすかな希望の光である。
公式ホームページ:http://drifters-intl.org/
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Rimini Protokoll (リミニ・プロトコル)「Black Tie(ブラック・タイ)」
2011年2月25日(金)19:30開演
2011年2月26日(土)18:00開演
2011年2月27日(日)15:00開演 アフタートーク
@神奈川芸術劇場大スタジオ
andcompany&Co. (アンドカンパニー&Co.) 「MAUSOLEUM BUFFO(道化の霊廟)」
2011年2月26日(土)15:00開演 アフタートーク
2011年2月27日(日)18:00開演
@神奈川芸術劇場中スタジオ
※受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前
会場:神奈川芸術劇場 中スタジオ/大スタジオ
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町281
TEL:045-633-6500(代表)FAX:045-681-1691
http://www.kaat.jp
チケット:当日3,200円