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2月

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終了シリーズ『日本映画は生きている』完結記念シンポジウム 日本映画は生きている!

いま「日本映画」をつくること、観ること、考えることを徹底的に語る

  • 日程
    2011年02月13日

  • 時間
    18:00

  • 会場
    神宮前5-53-67コスモス青山ガーデンフロアB2F

シリーズ『日本映画は生きている』(全八巻)(岩波書店)完結記念シンポジウム
日本映画は生きている!
出演:加藤幹郎・木下千花・黒沢清・小松弘・松本圭二・吉見俊哉・四方田犬彦・李鳳宇

21世紀のグローバルな世界のなかで、日本映画の製作、興行、市場を日本国内だけに限定して考えることはできなくなっています。また、映像メディアの飛躍的な発達により、携帯配信やCGと実写の融合など、従来の映画という概念に変更を迫る事態もおこっています。一方、映画を詳細に分析、研究する方法や技術が進み、日本の文化・歴史の中での映画の位置づけを問い直す必要も出てきました。シリーズ「日本映画は生きている」は最新の映画研究の成果をふまえ、こうした日本映画をめぐる問題を総合的にとりあげてきましたが、その編集を担った方々を中心に、いま「日本映画」をつくること、観ること、考えることを徹底的に語っていただきます。

日時:2011年2月13日(日)18:00~20:00(開場17:30~)
料金:税込1,000円
会場:本店内・カルチャーサロン青山
定員:120名様
参加方法:オンラインストア、開催店舗にて受付いたします。

▼詳細・お問い合わせ
http://www.aoyamabc.co.jp/event/2011/jp-movie/
青山ブックセンター本店 03-5485-5511(受付時間10:00~22:00)

●プロフィール
加藤幹郎(かとう・みきろう)
1957年長崎市生まれ.京都大学大学院人間環境学研究科教授
主な著書に『表象と批評――映画・アニメーション・漫画』(岩波書店),『映画とは何か』(みすず書房),『映画 視線のポリティクス――古典的ハリウッド映画の戦い』(筑摩書房),『映画ジャンル論――ハリウッド的快楽のスタイル』(平凡社)など.

木下千花(きのした・ちか)
東京都生まれ。静岡文化芸術大学専任講師。
主な論文に”The Benshi Track: Mizoguchi Kenji’s The Downfall of Osen (1935) and the Sound Transition”(Cinema Journal、vol.50 no.2近刊)、「世界の中のミゾグチ、溝口の中の世界」『国際シンポジウム溝口健二——没後五〇年「MIZOGUCHI 2006」の記録』(朝日新聞社、2007年)などがある。

黒沢清(くろさわ・きよし)
1955年兵庫県生まれ。映画監督。
立教大学在学中から映画を撮りはじめ注目される。主な監督作品に『cure』『回路』『アカルイミライ』『トウキョウソナタ』など。主な著書に『黒沢清の映画術』(新潮社)『映像のカリスマ』(エクスナレッジ)『黒沢清、21世紀の映画を語る』(boid)

小松弘(こまつ・ひろし)
1956年生まれ.早稲田大学文学学術院教授.
小宮登美次郎コレクション(東京国立近代美術館フィルムセンター)のフィルム復元に携わる.主な著書に『起源の映画』(青土社),『ベルイマン』(清水書院)など.

松本圭二 (まつもと・けいじ)
1965年三重県出身 詩人、フィルム・アーキヴィスト
主な著書に『アストロノート』(重力編集会議刊)、『詩篇アマータイム』(思潮社刊)、『ロング・リリイフ』(七月堂刊)

吉見俊哉(よしみ・しゅんや)
1957年東京都生まれ 東京大学大学院情報学環教授.
主な著書に『都市のドラマトゥルギー』河出文庫、『カルチュラル・スタディーズ』『ポスト戦後社会』(以上、岩波書店)など.近年では岩波映画、CIE映画等の記録映画のアーカイブ化プロジェクトも展開している。

四方田犬彦 (よもた・いぬひこ)
1953年兵庫県生まれ。明治学院大学教授。
主な著書に『大島渚と日本』(筑摩書房)、『映画史への招待』、『日本映画のラディカルな意思』、『日本映画と戦後の神話』、『『七人の侍』と現代』(以上、岩波書店)など。

李鳳宇 (り・ぽんう)
1960年京都府生まれ。映画プロデューサー。
主な製作映画作品に『月はどっちに出ている』、『パッチギ!』、『フラガール』、主な著書に『「月はどっちに出ている」をめぐる2,3の対話』(社会評論社)、『日本映画は再興できる』(ウェイツ)、『パッチギ!的――世界は映画で変えられる』(岩波書店)など。
(50音順)

●書籍紹介
シリーズ『 日本映画は生きている』全8巻
【編集委員】黒沢清 吉見俊哉 四方田犬彦 李鳳宇
【編集協力】石坂健治 上野俊哉 加藤幹郎 小松弘 アーロン・ジェロー 
日本映画はいま、どのように変貌し、どこへ向かおうとしているのでしょうか。グローバル化と映像メディアの発達により、日本映画の制作、配給、消費の環境は激変し、映画と人間の新しい関わりが問われています。
日本映画とは何か。日本の近代や文化とどのように関わり、いま、どう変容しようとしているのか。国内外の最新の研究成果と制作現場の問題意識を架橋し、新しい方法論と国際的な視点をふまえて問う、日本映画の全体像です。
A5判上製/平均270頁/税込2,940~3,150円/全巻完結

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