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終了鏡堂みやび展「問ひみ問はずみ嬲るらん」

  • 日程
    2008年08月18日 ~ 2008年08月30日

  • 時間
    12:00

  • 会場
    ヴァニラ画廊

■鏡堂みやび展「問ひみ問はずみ嬲るらん」
8月18日(月)~8月30日(土)

鏡堂みやびは人の2倍のスピードで人生を駆抜ける無頼だ。生まれつき心臓に欠陥を
抱える彼の心拍数は安静時でも100をこえるらしい。医者の一人息子に生まれ、品の
良い母上に行儀作法を厳しく躾られた少年時代に、早くも女子を緊縛する恍惚に目覚
めたという。感受性の強い変態こそ悩み深き者はいない。将来を嘱望する父母の期待
を一身に受けつつも、自室でわらばん紙に緊縛画を描き綴る少年時代を過ごした。同
志社で美学を学んだのち、SM雑誌の編集長(ただし編集部は一人だけでモデル探し
から緊縛師、撮影をもこなし、文章も挿絵も彼一人で描く。当時の典型的なSM雑誌
編集スタイル。この時期に『奇譚クラブ』の喜多玲子氏の知遇を得る。)や漫画家な
どの稼業でしのいで来た。健康に不安を抱えつつも「猥褻で上等」と言い切るこの作
家の生きざまをとくとご覧頂きたい。

鏡堂みやび Miyabi Kyoudou / プロフィール

1957年、北海道札幌に生まれる。同志社大学文学部卒業。SM雑誌編集長、緊縛師、
商業デザイナー、漫画家、脚本家などをしながら1980年代後半より、現在のスタイル
の「緊縛秘画」を制作する。
2005年、石井隆監督作品、映画「花と蛇2」では主演の杉本彩をモデルに緊縛画を描
いている。東京都世田谷区在住。

珠の様な汗に濡れてじっとりと潤む柔肌に容赦無く食い込む縄…。責苦の果ての苦痛と恥辱と快楽の狭間を行き来する女人、それを攻め立てる男の悦楽。現代の責絵師、鏡堂みやびの作品は圧倒的な存在感を持って人間の性と業とを浮き彫りにし、見るものの情熱をそそり立たせる。
今回は人気の高い作品や期待の新作、そして貴重な肉筆デッサンなど展示致します。

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