-
日程2010年06月17日 ~ 2010年06月18日
-
時間20:00
-
会場MADO LOUNGE SPICE(六本木ヒルズ・森タワー52F)
PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.5
6月17日(木)~18日(金) @ MADO LOUNGE SPICE (ROPPONGI HILLS, MORI TOWER 52F)
6.17 http://ma-do.jp/schedule/?pf=detail&id=576&t=2
6.18 http://ma-do.jp/schedule/?pf=detail&id=577&t=2
http://www.myspace.com/progressiveform
4月18日@EATS and MEETS Cayで行われた4回目に引き続き、【New Sounds of Tokyo】シリーズの5回目が、6月17日(木)と18日(金)の2デイズに渡り、六本木ヒルズ森タワー52FにあるMADO LOUNGE SPICEにて開催されます。
本イベントには、KrankyやHome Normalといった海外レーベルから質の高い作品をリリースしつつ、先日Flyrecからリリースされた佐立努とのLuis Nanookでも注目のChihei Hatakeyama、1stアルバム『paddle』収録曲「SwNH」がTBS『世界遺産』BGMに採用され、4枚目となる最新作『tender grain』を今夏発表する塚越寛之によるソロユニットFiro、4月24日にリリースされた3rdアルバム『Tears Transforming』でも変わらぬ高い評価を獲得、様々な情景を繊細な視点で表現するギタリストryo iwamotoによるソロプロジェクトwe are time(sonar 2010参加)、ハープ/バイオリン/チェロ/コントラバス/トランペット/コルネット/ピアノなどのクラシカルなアンサンブルにドラムや音響合成などによるエレクトロニクスを取りいれたポストクラシカルなサウンドに今後の期待が非常に高いユニットyuanyuan、先日待望のフル・アルバムをリリース、ライブではヴォーカル/ピアノ/ドラムの3ピースで見事なまでの表現力を圧巻のパフォーマンスで披露するユニットNgatari、以上注目の5組がライブパフォーマンスを披露します。
海抜250mで奏でられる素晴らしい音楽とパフォーマンスで是非ご堪能下さい。
◇イベント概要
日程: 2010年6月17日(木)~18日(金)
時間: Start 20:00 Til 22:00
出演: Chihei Hatakeyama (6月17日)、Firo (6月17日)、we are time (6月18日)、yuanyuan (6月18日)、Ngatari (6月17日及び18日)
お問い合せ: 03-3470-0052 http://ma-do.jp
*入場料:無料(展望台入場料¥1,500が必要となります / 展望台・美術館もご利用になれます)
*森タワー3F 美術館・展望台入口「マドラウンジ専用受付カウンター」までお越し下さい。
◇出演者プロフィール(AtoZ)
Chihei Hatakeyama
1978年生まれ。神奈川県出身。Chihei Hatakeyamaとしてソロ活動を行う。電子音楽ユニットOpitope、佐立努とのLuis Nanook、ダブ・ロックバンドAll The Frogs Are Our Weekendとしても活動。独自の楽曲制作の他、映画などにも楽曲を提供。2006年にKrankyよりファーストアルバムをリリースし、世界中から何重にもプロセッシングされた楽器音が構築する美しい音色が評価された。以後各国のレーベルから積極的に作品の発表を続けている。
http://www.chihei.org/
Firo(涼音堂茶舗)
塚越寛之によるソロユニット。さまざまな素材の徹底的な加工/編集から、緻密かつ屹立したサウンドを作り上げる。PsysExの糸魚健一にその才能を見いだされ涼音堂茶舖に参加。1st『paddle』収録曲「SwNH」はTBS『世界遺産』BGMにも採用されるなど放送用音楽を数多く手掛ける。2008年からは『鳴響』『渋響』をはじめとする温泉チルアウトプロジェクトに参加し、電子音楽と地域とのさまざまなセッションを繰り広げ、その可能性に全く新しい地平を開く。この夏、4枚目となる最新作『tender grain』を発表。
http://www.ryoondo-tea.jp/artist/firo.html
Ngatari(PROGRESSIVE FOrM)
ボーカリストJessicaとコンポーザー/ピアニストの須山真怜(monobook主宰)による、才能とは彼等の為の言葉とも言える程圧倒的に魅力ある楽曲を生み出すユニット。発声法を織田佳子、吉武由子の各氏に師事し、ボーカリストとして自身の作品のほか、monoやWorld's End Girlfriendをはじめ多くのアーティストと共作を行うなど幅広いフィールドを横断するJessicaと、作曲家Alberto Soresina氏の門下生としてイタリアに渡り、ギャラリーや舞台音楽の作曲を手掛ける須山真怜は、2007年より新ユニットを結成。都内を中心にヨーロッパでのライブやコンテンポラリーダンサーとの共演など様々なステージに活動の場を広げる。森羅万象を鋭利に解体したリリックと無国籍にしてポップな現代のサウンド、夜空に響く羽音のような情緒豊かなJessicaの歌声が溶け、未知の贈り物となって深く聴き手に感応する。また年に20回を越すライブは高い評価を得ている。2008年10月、Blue Archiveより自主制作による「スプルースの化石」をリリース、そして2010年2月、スケールアップした待望のフル・アルバム「Nebular for Thirteen」をリリースする。無限大に広がる大きな可能性を持ったこの音と才能が多くの人を虜にする日は遠くない。
http://www.ngatari.com
we are time(RONDADE)
即興による覚醒/スピードの結晶化/空間支配をテーマにしたノイズグループ“Maiysha”のギタリストとして、toddle / nemo / Limited Express (has gone?)等のメンバーが在籍するdeath dub sextet“sine”のサックス担当として、多岐にわたる活動をしているギタリストryo iwamotoによるソロプロジェクト。2008年の冬から春にかけて、NYへと旅立った際に、Loren Connorsをはじめ、アンダーグラウンドに棲息する様々な人々の空気、Brooklynを取り巻く不穏とも思える情景・喪失感を感じ取った末、 1stフル・アルバム「Burn to Shine」完成させリリース。昨年、2nd 「The Worid」をRONDADEよりリリース。より世界観を広げることに。曽我部恵一や川崎昭(mouse on the keys)などから高い評価を得る。4月に、約半年という短いスパンでリリースされたNEW ALBUM『Tears Transforming』は、ドローンやノイズといった固定概念にとらわれる事なく、彼の初期衝動のみで制作され、よりパーソナルな鋭角な部分とやさしさを秘めた聞き手を選ばない作品に仕上がっている。
http://www.myspace.com/wearetime
yuanyuan
2009年、宮本賢志の呼びかけにより結成。ハープ、バイオリン、チェロ、コントラバス、トランペット、コルネット、ピアノなどのクラシカルなアンサンブルに、ドラムや音響合成などによるエレクトロニクスを取りいれたポストクラシカルユニット。2009年には、Ametsubの2ndアルバム『The Nothings of The North』のリリースイベントに、ドラムの松本一也とハープの藤村いづみがAmetsubの共演者として出演。同年10月には静岡で行われた福嚴寺FES'09に出演するなど積極的な活動を行っている。フルメンバー9人編成での活動と平行して少人数編成でのライブ活動も展開中。
http://yuanyuan-web.com/
◇Release Information
Chihei Hatakeyama - A Long Journey
http://www.homenormal.com/releases/chihei-hatakeyama-a-long-journey
Chihei Hatakeyama - Ghostly Garden
http://ownrecords.bandcamp.com/album/ghostly-garden-2
Luis Nanook - Place
http://www.luisnanook.com/release/
we are time - Tears Transforming
http://www.rondade.jp/news/index.html
Ngatari "Nebular for Thirteen"
美しく天使のような歌声のジェシカと、あり溢れる才能を持つコンポーザー兼ピアニスト須山真怜によるユニット"ガタリ"、待望のフル・アルバム!! 名曲「Blue Nude」「小舟」「June Theater」「傍」、またマッシヴ・アタック「ティアー・ドロップ」、細野晴臣のカバーでも有名なホーギー・カーマイケル「香港ブルース」を含む全13曲からなる至高の作品!!!
深美。上品でいてエレガント。とても素敵でした。 小瀬村晶
この作品はとてもポップにできているのに、その作品世界はどこか神秘性に満ちている。それは、須山真怜さんが、作曲家である以上に作家であろうとしているからだと思います。そして、日本の音楽に足りないのはまさにこの作家性なのではないかと、思うのです。 阿部海太郎(音楽家)
NGATARIの音楽を初めて耳にしたとき、透明な好い心持ちがした。ある日の午後に再び聴いてみると、軽やかに大胆に誰かの気色を感じた。絵を描く途中に手を休めて聴いたとき、少しだけ向きを変えて、何かをそっと傾けてみたくなった。 秋山花(イラストレーター)
音楽を聴いていて、いても立ってもいられなくなるのは、ぼくだけだろうか?ブローティガンの『芝生の復讐』にあったように、やがて、すべての歌にとりかえしのつかない終末がおとずれやしないか?って。地平線のむこうからやってくる雨のように、流れに身をひるがえす鱒のように、もちろん恋人たちのまなざしのように、いったん生まれてしまったものは、立ち止まるということがない。そんなわけで、不意にあらわれた一枚のCDを聴きおわったときに、ぼくはすっかり疲れて憔悴しきっていた。もっとも、みちたりたように微笑んでいたのだけれど。 佐伯誠(文筆家)
Ngatariを聴いた。耳を澄ますと、静寂とさまざまな音とがシンクロナイズしているのが聴こえる。そしてそこに一筋の芳香が立ち昇るかのように艶やかな声が鳴り響く。僕はいつの間にか時間と空間のノマドとなり、じんわりと「音楽って美しい」という事を思いだした。 山崎真央(gm projects / AKICHI RECORDS)