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日程2010年05月16日
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時間18:00
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会場公園通りクラシックス【渋谷区宇田川町19-5 東京山手教会B1F / 03-3464-2701(hall) 03-3423-6343 (office)】
NGATARI Presents, Linus vol.6
2010.5.16 @ 渋谷公園通りクラシックス
出演:tico moon, Junya Yanagidaira, 阿部海太郎, NGATARI
http://www.radio-zipangu.com/koendori/
http://ngatari.com/japanese/info/live-information/
2007年夏季にスタートしたNGATARI Project「Linus」シリーズのVol.6が渋谷公園通りクラシックスにて開催されます。
本イベントには、東京藝術大学大学院音楽研究科を卒業し、蜷川幸雄の舞台をはじめ映画音楽、ファッションショーの音響作品を手掛けるなど幅広いフィールドで活躍する阿部海太郎、ハープ奏者の吉野友加とギター奏者、影山敏彦によって結成され、静謐で色彩豊かな音楽を発表し続ける気鋭のアーティストtico moon、いろのみ、アートグループ「co~」に所属し、AmbientやElevtronica等の音響系サウンドクリエーターとして多方面から注目を集めるJunya Yanagidaira。そして、2月17日にリリースした待望のフル・アルバムで大きな注目を集め、ライブではヴォーカル/ピアノ/ドラムの3ピースによって圧巻のパフォーマンスを披露するNgatariが出演します。
現代の前衛音楽シーンを牽引する4組のアーティストが描く色とりどりの濃密な時間をご堪能下さい。
時間:Open/Start 18:00/18:30
料金:前売券 ¥2,300 当日券 ¥2,800
メール予約 & W/Flyer ¥2,500 共に1ドリンク別
http://www.cdjournal.com/main/news/ngatari/30871
【出演者プロフィール】
阿部海太郎
1978年生まれ。音楽家。自らの作品をピアノ、ヴァイオリン、パンデイロなどで演奏する。2003年、東京藝術大学大学院音楽研究科修了。2005年、パリに留学し、その傍ら短編映画などの音楽を作曲。2006年、THEATRE MUSICA を設立。THEATRE PRODUCTSのファッションショーの音楽、D-BROSとのコラボレーション、ソフィーナ・ボーテCMソング 、2008年1月、蜷川幸雄シェイクスピアシリーズ「リア王」、10月「恋のから騒ぎ」の舞台音楽を担当するなど、活動の幅を広げている。2008年10月8日、New Album「SOUNDTRACK for D-BROS」を発売。
http://theatremusica.com
tico moon
2001年7月、ハープ奏者・吉野友加と、ギター奏者・影山敏彦によって結成されたデュオユニット。結成当初より、音の響き合う瞬間を何よりも大切にしながら演奏活動を行っています。2003年10月に333DISCSよりファーストアルバム『lento』をリリース。2008年7月には、伊藤ゴロープロデュースによる5枚目のアルバム『Raspberry』をリリース。また、映像制作チー ム「SOVAT THEATER」による、2009年発表のストップモーションアニメーション『電信柱エレミの恋』(第13回文化庁メディア芸術祭優秀賞、第64回毎日映画コンクール大藤信郎賞受賞)の音楽を全編担当。
http://www.ticomoon.jp
Junya Yanagidaira
総体的な[co~]のサウンドシステム統括。7歳から習い続けるクラシックピアノを応用したAmbientやElectronica等の音響系サウンドクリエーターとして都内クラブで活動中。
http://www.myspace.com/junyayanagidaira
Ngatari
ボーカリストJessicaとコンポーザー/ピアニストの須山真怜(monobook主宰)による、才能とは彼等の為の言葉とも言える程圧倒的に魅力ある楽曲を生み出すユニット。発声法を織田佳子、吉武由子の各氏に師事し、ボーカリストとして自身の作品のほか、monoやWorld's End Girlfriendをはじめ多くのアーティストと共作を行うなど幅広いフィールドを横断するJessicaと、作曲家Alberto Soresina氏の門下生としてイタリアに渡り、ギャラリーや舞台音楽の作曲を手掛ける須山真怜は、2007年より新ユニットを結成。都内を中心にヨーロッパでのライブやコンテンポラリーダンサーとの共演など様々なステージに活動の場を広げる。森羅万象を鋭利に解体したリリックと無国籍にしてポップな現代のサウンド、夜空に響く羽音のような情緒豊かなJessicaの歌声が溶け、未知の贈り物となって深く聴き手に感応する。また年に20回を越すライブは高い評価を得ている。2008年10月、Blue Archiveより自主制作による「スプルースの化石」をリリース、そして2010年2月、スケールアップした待望のフル・アルバム「Nebular for Thirteen」をリリースする。無限大に広がる大きな可能性を持ったこの音と才能が多くの人を虜にする日は遠くない。
http://www.ngatari.com
2010.2.17 Release
Ngatari "Nebular for Thirteen"
PROGRESSIVE FOrM (XECD-1126)
美しく天使のような歌声のジェシカと、あり溢れる才能を持つコンポーザー兼ピアニスト須山真怜によるユニット"ガタリ"、待望のフル・アルバム!! 名曲「Blue Nude」「小舟」「June Theater」「傍」、またマッシヴ・アタック「ティアー・ドロップ」、細野晴臣のカバーでも有名なホーギー・カーマイケル「香港ブルース」を含む全13曲からなる至高の作品!!!
深美。上品でいてエレガント。
とても素敵でした。
小瀬村晶
この作品はとてもポップにできているのに、その作品世界はどこか神秘性に満ちている。それは、須山真怜さんが、作曲家である以上に作家であろうとしているからだと思います。そして、日本の音楽に足りないのはまさにこの作家性なのではないかと、思うのです。
阿部海太郎(音楽家)
NGATARIの音楽を初めて耳にしたとき、透明な好い心持ちがした。ある日の午後に再び聴いてみると、軽やかに大胆に誰かの気色を感じた。絵を描く途中に手を休めて聴いたとき、少しだけ向きを変えて、何かをそっと傾けてみたくなった。
秋山花(イラストレーター)
音楽を聴いていて、いても立ってもいられなくなるのは、ぼくだけだろうか?ブローティガンの『芝生の復讐』にあったように、やがて、すべての歌にとりかえしのつかない終末がおとずれやしないか?って。地平線のむこうからやってくる雨のように、流れに身をひるがえす鱒のように、もちろん恋人たちのまなざしのように、いったん生まれてしまったものは、立ち止まるということがない。そんなわけで、不意にあらわれた一枚のCDを聴きおわったときに、ぼくはすっかり疲れて憔悴しきっていた。もっとも、みちたりたように微笑んでいたのだけれど。
佐伯誠(文筆家)