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日程2024年01月25日
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時間19:00
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会場オンライン(Zoom)
NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ(以下AIT)では、2024年1月25日(木)に、アートとメンタルヘルスを考える場として、オンラインのトークイベントを開催いたします。
詳細・お申し込みはこちら:https://ait-catproject-talk2.peatix.com/
本トークは、昨年実施した「アートの有用性とメンタルヘルス」の第2弾として、オランダと日本のゲストを招いて行う、「CAT」の今年度プログラムの報告イベントです。(前回のイベント:https://www.a-i-t.net/events/10854/)
ゲストスピーカーには、オランダ「ミュージアム・オブ・マインド」にてメンタルヘルス・プログラム マネージャーを務めるヨレイン・ポスティムス氏、日本の協働団体「アトリエ・エー」より赤荻 徹氏をお迎えします。
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概 要
日時 2024年 1月25日(木)19:00~21:00(18:50オープン)
形式 オンライン(Zoom)
参加費 無料
定員 80名(*要予約/先着順)
*Peatixより要事前申込
*日英逐次通訳あり、日本語情報保障あり
▼ゲストスピーカー:ヨレイン・ポスティムス(ミュージアム・オブ・マインド)、赤荻 徹(アトリエ・エー)
▼事例紹介:藤井 理花(AIT)
▼モデレーター:堀内 奈穂子(AIT)
▼日英逐次通訳:池田 哲
*本イベントは、「UDトーク」による文字情報サポートがあります(日本語のみ)
協力:文織工房
主催:文化庁、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ
企画:AIT ディア ミー
協働団体:アトリエ・エー、ミュージアム・オブ・マインド
協力:資生堂カメリアファンド、オランダ王国大使館(鑑賞プログラム協力:SBI 新生銀行グループ)
協賛:ローランド株式会社、株式会社MOGU、バニーコルアート株式会社
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AITでは、2016年よりディア ミープロジェクトを立ち上げ、芸術の体験や学びを通して多様な子どもやユースが参加し、生き方を育み合うプログラムを実施してきました。近年は、国内外の団体や専門家との協働を通し、よりアートとメンタルヘルス、ニューロダイバーシティ*1を考えるプログラムへと発展しています。
昨年度から、国内およびオランダの団体とともに3者のコラボレーションプログラム「CAT(コレクティヴ・アメイズメンツ・トゥループ)」*2を開始し、障害のあるメンバーとともに美術館を訪れ、対話を重ねながら新たな刺激や気づきを得る美術鑑賞(インスピレーション・ツアー)とその経験から自分の表現を深める創作のプログラムを創出しています。
今年度のCATでは、オランダのミュージアム・オブ・マインドより、メンタルヘルス・プログラム マネージャーのヨレイン・ポスティムス氏を東京に招聘し、「アトリエ・エー」のメンバーとともに、音楽と精神のインスピレーション・プログラム「マーク・トゥー・ザ・ミュージック(Mark To The Music)」(アンビエント音楽や瞑想を取り入れた表現ワークショップ)を実施しました。
本トークの前半では、オランダのヘルスケア分野で活動し、その知見を美術館のプログラムづくりに活用するヨレイン・ポスティムス氏の視点や、瞑想やマインドフルネスを取り入れたアートワークショップの理念の紹介とともに、東京滞在において「アトリエ・エー」の多様なメンバーとともに行ったワークショップの記録をご紹介しながら、そこから得た気づきや発見について赤荻徹氏、AITとともに振り返ります。
トーク後半では、多様な人々との芸術体験が拡げる新たな芸術批評の可能性や、アートとメンタルヘルスのプログラムにおいて重要な視点といえる「予防」などのキーワードについてディスカッションを行います。
近年、国内外の美術館でアート処方の取り組みが行われていますが、アートは私たちの心や脳、身体にどのように作用するのでしょうか。
さまざまな専門家や多様な参加者との協働を通じて、芸術体験とそこから生まれる新たな学びにご関心のある方は、ぜひご参加ください。
*1「神経多様性」を意味する、Neuro(脳・神経)とDiversity(多様性)の2つを組み合わせた言葉。「人それぞれ異なる特性を尊重して、多様性の違いを社会で生かそう」という考え方を広げるための取り組み。
*2 「コレクティヴ・アメイズメンツ」とは、集団で体験する驚き、「トゥループ」とは、一人ひとり独立した表現者の集まりを意味している。