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投稿者:takashimaya


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終了いまの暮らしに、健やかな美を 民藝展

全国各地で続く民藝品の展示販売だけでなく、メディアとコラボレーションした企画展示も実施する予定です。

  • 日程
    2020年08月26日 ~ 2020年09月06日

  • 時間
    10:30

  • 会場
    日本橋髙島屋S.C.本館 8階催会場

2017年以降3年ぶりに開催される本展は、「示唆」をテーマとして、民藝運動の創始者である柳宗悦が見出した民藝と若い世代との連携を図り、これからの時代に民藝のある暮らしを提案します。

■柳宗悦の見出した現存する民藝の本流の作り手の出展内容の一例
※記載している出展内容は一部変更となる場合がございます。
①東北の民藝
<久慈 小久慈焼(岩手)>
北限の民窯と言われる小久慈焼の代表的な品は、注ぎ口の長い片口。
これは、酒や醤油を口の小さな容器に移し替えるときに用いられるものです。
糠白釉や飴釉、掛分釉だけを流し掛けただけのごくシンプルで素朴な味わいが特色です。

②北陸・中部・東海の民藝
<瀬戸焼[瀬戸本業窯](愛知)>
昔と変わらぬ作風ながら、現代の目で見ても充分に用に耐え、美を感じます。
現在は7代目と8代目後継が中心となって製造を行っており、「その全ての工程において手仕事、分業制に徹している」という、極めて特殊な窯です。
貫入の入った器は、使うほど色味が変化し 「育つ器」として料理人にも人気です。

③九州の民藝
<小石原焼(福岡)>
刷毛目、飛び鉋、櫛目、指描き、流し掛け、打ち掛けなどの技法で表現される独特の文様が特徴で、素朴で温かい風合いが持ち味です。
現在も約50軒の窯元が伝統の技を受け継ぎながら、新しい作風に挑戦し続けています。

■民藝を知る・繋げていく
・特別企画 民藝運動フィルムアーカイブ
カナダ人映像作家のマーティ・グロスは、民藝運動を起こしたメンバーの一人であるバーナード・リーチから日本各地の民藝産地を撮影したフィルムを譲り受けました。その後民藝文化の継承のため、日本・世界各地に眠る民藝に関する映像などを調査し続け、作品としてまとめています 。
会場では、益子や小鹿田での作陶風景、リーチ本人が柳と朝鮮で撮影した映像など、本邦初公開を含む貴重な映像をデジタルリマスター版で公開します。

<民藝運動フィルムアーカイブ 放送コンテンツ(予定)>
会期中会場では、下記の映像を上映いたします。
①「土掘りから出荷まで」
②「日用品をつくる」
③「濱田庄司のインタビュー」
④「民藝運動フィルムアーカイブ・修復と編集」
⑤「朝鮮半島の民藝」
⑥「バーナード・リーチ撮影 日本橋髙島屋における民藝のモデルルーム」

■企画展示
現代の暮らしに民藝を活かす達人のアイデアを雑誌「Discover Japan」と、未来の民藝を現代アートで表現する試みを美術雑誌「美術手帖」とのコラボレーションで展開いたします。

・民藝展×Discover Japan 「民藝と、暮らす」[展示企画]
日本を再発見する雑誌Discover Japanが民藝を活かすアイデアをルーム形式で紹介します。

展示テーマ:「民藝と、暮らす」
〇中林友紀氏(インテリアスタイリスト)
VOGUE JAPAN、ELLE DECOR、Discover Japanなどの雑誌や書籍、商業施設のディスプレイなどを 担当し、世界の主要インテリア見本市にも精通している。今回は、現代的な民藝の使い方を提案するコンセプトルームとしてスタイリング。

展示テーマ:「民藝を、食べる」
〇福田里香氏(菓子研究家)
実家は熊本の小代焼。多彩なお菓子レシピを提案して書籍や雑誌で活躍。民藝にも造詣が深く、民藝に関するコンセプトルームを展示。

展示テーマ:「心地いい民藝」
〇知花くらら氏(モデル・女優)
沖縄県出身。06年ミスユニバース世界大会で準グランプリを獲得。多数の女性ファッション誌でモデルを務めるほかT V ・ラジオ・CMに出演。ご自身の愛用品も含め、民藝を楽しむ日々の暮らしをイメージして展示。

・民藝展×美術手帖 「アートから見る未来の民藝」[展示企画]
1948年創刊の現代美術専門誌 『美術手帖』 が、未来の民藝を現代アーティストたちとともに表現します。同誌の2019年4月号では、「提唱から約100年となる「民藝」を考察する「100年後の民藝」を特集。この編集にも登場した2組のアーティストがコンセプト展示を行います。

〇青柳隆太氏(現代美術家)
1976年大阪生まれ。多摩美術大学卒業後、2005年より骨董やオブジェなどをモチーフにしたインスタレーション作品の発表を続けている。彼が考える、未来の民藝をコンセプト展示。

〇アウト・オブ・民藝(日本橋会場限定)
民藝運動の周縁にあった人物、物品、出版社などのネットワークに注目し、そのつながりを「相関図」によって表現する、デザイナーの軸原ヨウスケと、美術家の中村裕太。未来の民藝を考えるための、民藝と百貨店の歴史をコンセプト展示。

■髙島屋オンラインストア
今回初めてオンラインストアでも販売を始めます。
日本橋会場の初日8月26日(水)午前10時から開始し、 会期後も商品内容を更新しながら民藝の魅力を伝えます。
※会場展開の商品とは異なります。
http://www.takashimaya.co.jp/shopping/special/FA18471

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