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日程2019年08月10日 ~ 2019年08月25日
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時間14:00
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会場excube(大阪難波)
中尾 変
solo exhibition "変、大阪夏の初陣"
2019.8/10(sat)-8/25(sun)
[時間]月-金)14:00-21:00,土日)13:00-21:00 *会期中無休
僕は絵を描く全てのプロセスが好きです。”訴えたいことを描くというより描きたいものを描いたら訴えになっていた”を理想とする右脳派の人間です。僕は美術教育をほとんど受けていません。アーティストの友達もほとんどいません。これまで絵を厳しく評価してくれたのは美術界隈の人間ではなく、身近にいた日本人離れしたクレイジーな遊び人の友人たちでした。皆共通して生意気でおませな奴らでギャフンと言わせるのは容易ではありませんでした。僕のアート感覚は学校や社会の中ではなく遊び場で育ちました。出来るだけ誰にも、そして何事にも縛られず独自の実験を続け、なるべく海外に発信して行きたいのが本望ですが最近新たな願望を抱き始めました。若い人たちに刺激を与えたいという願望です。それは単なる刺激的なエロスだけではなく「最近さ〜文明の進化急ぎすぎてね!?」とか「もしかしてウチら権力や物質にコントロールされてね?」とか「カッコいいってかっこわる」とか「ヤバ!不便でも自由楽しすぎ〜」みたいなメッセージを散りばめたエロティックな刺激を、若者、及び全てのこれからの人間に向かって発信させたいと思う様になりました。「もっともっと自由でいいんだぜ!」みたいな・・・デビュー以来描きたいものだけを1つの技法に拘らず(作品全体の鮮度を保つために)楽しくわくわくとした思いで描いてきました。そうして出来上がった作品の中には僕の中で作り上げてきた表現、価値観等がフュージョンされており、その矛先は若者の方向を向いている様な気がしています。そうしてもう1つ、、いつかはその様な作品達を一冊の本にまとめて見たいと考えています。かつても今も僕の制作意欲を沸き立てる根元には画集たちの存在は欠かすことが出来ません。僕は多くの画集や写真集に衝撃を受け心踊らされてきました。画集のお陰で少々目が肥えたはずです。僕の作品は紛れもなくそれらの影響が大きく、今度は自分が与える側の役割をしたいという夢を持っています。少しずつ活動を広げつつもシンプルに生きながら、より刺激的で一般社会にとってはバカバカしい絵を描き続けて行くつもりです。
中尾 変(Hen Nakao)
1967年 東京生まれ
尽きることのない性への欲求と現代社会に対しての憤りを混ぜ合わせ独自の世界を一つのスタイルにとどまらず極力自由に追求している
https://www.instagram.com/nakao_hen4444444/