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日程2018年02月22日
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時間19:30
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会場SuperDeluxe
開場 19:30 / 開演 20:00
料金 予約3000円 / 当日3500 (ドリンク別)
出演:
■ YOSHIMIO × ロッテ・アンカー (サックス) × モリイクエ (ラップトップ)
■ 八木美知依 (箏) × 小暮香帆 (ダンス)
装飾:
■ 金谷裕子
出演者詳細:
YOSHIMI(ヨシミ / YOSHIMIO)
30年近くにも渡り、世界で最も先鋭的なエクスペリメンタル・ミュージック・グループBoredomsの中心メンバーとして活動。他、自身のプロデュース・バンドOOIOOや、Kim Gordon(Sonic Youth)等とのFree Kitten、インド伝統楽器との即興演奏バンドSaicobaba等、複数のパーマネントな音楽活動はもちろん、2017年よりRagaの古代ヌメロロジカルな手法をもとに作曲した音楽を演奏するGrind Raga Core バンド、”SAICOBAB”(=最古の赤ちゃん) をSitar奏者、Yoshida Dikiti等と、スタートさせる。近年ではドラマーとして、NYでNY在住のミュージシャンたちとの即興演奏を” YOSHIMIO collaBOration” としてシリーズ化している。世界中を舞台にした数え切れないセッション・ワークやプロジェクトへの参加、映画『YUNNAN COLORFREE』のサウンドトラックをはじめとするソロ=YOSHIMIO名義での音源制作、CM音楽制作、さらには、自身のブランドemeraldthirteenでの服飾デザインまでをもこなす、正にポリフォニックな多層型アーティスト。音楽制作、延いてはその根幹となる器楽演奏や発声の方法までもが完全にオリジナルなメソッドで貫かれており、楽器や音そのものから放たれるバイブレーションと素直に対峙することから始まる身体的反応を第一義としたプリミティブな表現を核に、同時代性を伴う鮮烈な色彩感覚をちりばめた、独自のエートスを獲得している。
ロッテ・アンカー (サックス)
ロッテ・アンカーはコペンハーゲン拠点のサキソフォン奏者でジャズ、即興、現代音楽の作曲家である。ロッテの音楽はねじれや、断片化した旋律の要素とより抽象的な素材の両方を含み、ミニマルから透明度の高いものやダークな表現主義を幅広くカバーする。非常に高く評価されているグループの首謀者でAnker/Taborn/Cleaver(Craig TabornとGerald Cleaverとのトリオ)やSylvie CourvoisierとIkue Moriとのトリオが挙げられる。最近のプロジェクトでは8人編成のWhat River Ensemble、Fred Frithとのデュオ、Johannes Bauer, Clayton Thomas, Paul Lovensとのカルテットがある。またヨーロッパ、アメリカ、カナダ、アジア、アフリカ、中東などの主要なフェスティバルやコンサートスペースで演奏し、Marilyn Crispell, Herb Robertson, Tim Berne, Okkyung Lee, Paal Nilssen-Love, Joelle Leandre, Raymond Strid, Sten Sandell, Andrew Cyrille, Phil Minton, Fred Lonberg-Holm, Peter Friis-Nielsen 等と演奏やツアーして来た。作曲作品は小さなグループから大きなアンサンブル、現代音楽から実験的ジャズまで様々な作品を含む。
モリイクエ (ラップトップ)
1977年NYに渡りアート・リンゼイらと共にNO WAVEバンドDNAを結成。ドラムを叩き始める。その後、3台のドラムマシーンとエフェクトを駆使した独自の演奏法を確立。ヨーロッパを中心にアメリカ、アジアでの多数のミュージシャンと共演を続けながら、自身のアルバムを作り続け99年にはオーストリアのArsElectronicsのデジタル音楽部門で賞を受ける。2000年以降はラップトップを使い始め、サウンドだけでなく、ビデオ、ビジュアルにも創作の手を広げ、AVライブを始める。現在、ドイツのラジオ局やロンドンのテートモダンやUEAのシャージアなどの美術館からのコミッションを受けながら、SylvieCourvoisierピアノ、Susie IbarraドラムスのトリオMEPHISTA、ハープ奏ZeenaParkinsとのプロジェクトPHANTOM ORCHARD、江戸の漫画を取り入れたライブAVプロジェクト”黄表紙”を巻上公一を中心に活動を続け、ジョン・ゾーンやキム・ゴードンとの様々なプロジェクトにも参加している。
八木美知依 (箏、21 絃箏、17 絃箏、voc)
邦楽はもちろん、前衛ジャズや現代音楽からロックやポップまで 幅広く活動するハイパー箏(こと)奏者。故・沢井忠夫、沢井一恵に師事。NHK 邦楽技能者育成会卒業後、ウェスリアン大学客員教授として渡米中、ジョン・ケージやジョン・ゾーンらに影響を受ける。ゾーンのプロデュースによるソロ・アルバム『Shizuku』(1999年)を皮切りに、自己の箏アンサンブルとの『ゆらる』(2001年)、17絃ソロ作『Seventeen』(2005年)、 インゲブリグト・ホーケル・フラーテン(b)とポール・ニルセン・ ラヴ(ds)という欧州切ってのリズム隊と共演した『ライヴ!アット・スーパーデラックス』(2006年)をリリース。2006年に欧州フリー・ジャズ界の重鎮ペーター・ブロッツマン(s)及びニルセ ン・ラヴとトリオを結成し、『Head On』(2008年)と『ヴォルダ』(2010年)をリリース。 2010年にはエリオット・シャープ(g)とのデュオ作『リフレクションズ』を発表。2014年秋、本田珠也(ds)とのパワー・デュオ《道場》のデビュー盤『壱ノ巻』がリリースされ、月刊『ミュージック・マガジン』の《2014年度ベスト・ジャズ・アルバム》1位を受賞。 2015年にはノルウェーの PNLレーベルからニルセン・ラヴ、ラッセ・マーハウグ (electronics) との『Angular Mass』、同メンバーにジョー・マクフィー(s、tp)が加わった『Soul Stream』という2枚のフリー・ジャズ作を発表。2017年3月、坂田明(s、cl)と太田惠資(vln)をゲストに迎えた『道場/弐ノ巻』、八木/ホーケル・フラーテン/ニルセン/ラヴの10年ぶりの2作目『ディケイド』を同時発売。更に北欧の鬼才アイヴィン・オールセット(g)とのアンビエント・アルバムやクリス・コルサーノ(ds)、メッテ・ラスムッセン(s)とのトリオ作品なども発売を控えている。現在は歌を中心とした自作曲集を製作中。2008年、ラヴィ・シャンカール、パコ・デ・ルシアらと共に英国のワールドミュージック誌 『Songlines』の《世界の最も優れた演奏家50人》に選ばれる。Moers Jazz Festival(ドイツ)、 Vision Festival(米国)、Jazztopad 及び Krakow Jazz Autumn(ポーランド)、Kongsberg Jazz Festival(ノルウェー)、Újbuda Jazz Festival(ハンガリー)、Music Unlimited(オース トリア)、Instal(イギリス)等に出演。世界のトップ・インプロヴァイザーと共演するかたわら、 プログレッシヴ・ロック・アーティストのスティーヴン・ウィルソン(Porcupine Tree)、アコー ディオン奏者のcoba、更に柴咲コウ、浜崎あゆみ、アンジェラ・アキや Takuya (元Judy & Mary)といった J-POPアーティストのレコーディングやステージにも参加。現在は《八木美知依トリオ》と《道場》、そしてソロ公演を活動の核とし、オリジナル曲を中心としたレパートリーを焦点としている。
小暮香帆 (ダンス)
ダンサー、振付家。1989年生まれ。これまで笠井叡、笠井瑞丈×上村なおか、M-laboratory、Dance Theatre LUDENS、岩渕貞太、近藤良平など多数振付家作品に出演。ダンサーとして海外ツアーに参加。2012年よりソロ活動を開始。ソロ公演「遥かエリチェ」(2013)、「ミモザ」(2015)を上演し、国内外で活動する。また舞台のみならず様々なアーティストとのセッション、映画、MVに出演するなど活動は多岐にわたる。2012年日本女子体育大学舞踊学専攻卒業。第二回セッションベスト賞受賞。横浜ダンスコレクションR2015コンペディションⅠ奨励賞受賞。めぐりめぐるものを大切にして踊っている。
金谷裕子
ペインティング、コラージュ、アニメーション、インスタレーションなど様々な手法で作品を制作し、展覧会などで発表している。また、ファッションブランドとのコラボレートや、ミュージシャンへのアートワークの提供、アウトドアフェスティバルやショーウィンドーでのインスタレーションの展開、ワークショップの開催など幅広く活動している。