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10月

21

終了朗読者「鏡花語り 清方描く」@鎌倉・極楽寺

幻想的作風が魅力の作家「泉鏡花」と、彼と親交の深かった日本画家「鏑木清方」。ふたりの芸術家の想いと作品に触れるひと時を歴史ある極楽寺にて

  • 日程
    2017年10月21日

  • 時間
    13:30

  • 会場
    鎌倉・極楽寺

【朗読者、鎌倉で鏡花と清方に出逢う】
今年も、鏑木清方記念美術館の協力の下、鎌倉芸術祭に参加いたします!

●●第一部『朗読者』公演●●
泉鏡花「外科室」
―慎ましく秘められた恋が永遠の愛へ凍結する瞬間―
「外科室」は、明治28年に発表された短篇小説です。泉鏡花22歳の時の作品で、鏡花文学の原型をもっともよく示す初期の代表作として知られています。この作品が“観念小説”と称され、鏡花は新進作家の仲間入りを果たしました。
 
(あらすじ)
 若き日に交わした一瞬の視線。その視線が九年後、外科医師と患者の貴婦人として再会した男女を一つの幕切れへと向かわせる。それは外科手術のさなか、熱情を凄冷さで閉じ込めるようににして……。
    
この陰影深い美世界は現代においても多くの人々に影響を与え、1992年には歌舞伎俳優・坂東玉三郎が監督、吉永小百合主演という華々しい布陣で映画化され、話題になりました。
 一度として交わされない愛に殉じた男女の、一瞬と一生。泉鏡花独特のロマンティシズムで織り上げられた、透き通る程に純粋な愛の形が鮮烈な作品です。
その清透幽玄な世界を、演じる朗読とフルート演奏でお楽しみください。
  
演出◎ 北川原 梓 (Azusa Kitagawara)
出演◎ 奈佐 健臣 (Kenji Nasa) 渡部 寿珠 (Suzu Watanabe) (フルート)

●●第二部 文化講座●●
|鏡花と清方 ―「外科室」と「通夜物語」を中心に―

鏡花と清方の交流を紐解くミニ講座。泉鏡花の著作「外科室」と「通夜物語」のモチーフの共通性を中心に、専門家(鏑木清方記念美術館学芸員)にお話頂きます。

講師◎ 鎌倉市鏑木清方記念美術館 学芸員 今西彩子
※途中、朗読者演者による、泉鏡花「通夜物語」の一部朗読を予定しています。

※演出の都合上により、開演後の入場はご遠慮いただいております。予め時間の余裕を持ってお越しください。

主催 朗読者実行委員会
協力 鎌倉市鏑木清方記念美術館     
   公益財団法人 鎌倉市芸術文化振興財団

キーワード:

泉鏡花 / 鏑木清方 / 極楽寺 / 鎌倉


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