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日程2017年05月24日
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時間18:00
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会場京都芸術劇場 春秋座 京都市左京区北白川瓜生山2-116 京都造形芸術大学内
現代を代表する音楽家・演出家、ハイナー・ゲッベルスが自作を語る。
1952年生まれ、フランクフルトを拠点に活動するハイナー・ゲッベルスは、1990年代より朗読や音楽で構築された音楽劇《ミュージック・シアター》を多数発表し、世界中の名だたるフェスティバルにて上演を重ねています。
ゲッベルスが1996年に発表した『Black on White』は、現代音楽の最前線に立つドイツの室内合奏団アンサンブル・モデルンのために書き下ろした、18人ものミュージシャンが演奏者と俳優の二役を見事にこなす壮大な舞台作品。初演以来コンスタントに上演されており、今年10月、KYOTO EXPERIMENT京都国際舞台芸術祭にて日本初演を迎えます。
上演に先立ち、ゲッベルス自身が、自らの作曲と音楽劇について映像を交えながら語ります。
ハイナー・ゲッベルス特別レクチャー「不在の美学」
日時:2017年5月24日(水)18:00−21:00 (17:30開場、途中休憩あり)
会場:京都芸術劇場 春秋座 京都市左京区北白川瓜生山2-116 京都造形芸術大学内
言語:英語(日本語逐次通訳あり)
料金:一般 500円 学生 無料 *学生証のご提示が必要です
定員:200名(全席自由) *予約優先
申込:http://kyoto-ex.jp/2017/info/lecture_goebbels/
主催:京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター、KYOTO EXPERIMENT
21世紀のパフォーミング・アート――ハイナー・ゲッベルスのミュージック・ドラマ / 浅田彰(批評家)
パフォーミング・アートの領域はいまや狭義の演劇を超えて大きく広がっている。それを象徴するひとりが、音楽家でありながらハイナー・ミュラーとのコラボレーションをはじめとする多種多様なパフォーマンスによって演劇の世界にも大きな衝撃を与えてきたハイナー・ゲッベルスだ。彼が2012~14年にディレクターを務めたルール・トリエンナーレには、ロバート・ウィルソンやウィリアム・フォーサイス、あるいはKYOTO EXPERIMENTでもおなじみの池田亮司やボリス・シャルマッツといった多彩なアーティストが領域を超えて顔を揃え、21世紀の新たなパフォーミング・アートの輪郭を描き出してみせた。日本ではまだ明確に意識されることの少ないそうした動きについて立役者から直接聞く――このチャンスを逃す手はない。その上で、秋には、彩の国さいたま芸術劇場や山口情報芸術センターでの上演以来久しぶりとなるゲッベルスの来日公演へ。音楽? 演劇? そんな区別はもはや過去のものとなったのだ。