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終了ICAP Tokyo 2016 多様性のインデックス ~ アジア太平洋の芸術誌をめぐって ~

東京藝術大学大学院映像研究科が実施するリサーチ・プログラム「geidaiRAM」。2日間の国際カンファレンス「ICAP(アイキャップ:国際アートプラクティス会議)」を開催します。

  • 日程
    2016年12月10日 ~ 2016年12月11日

  • 時間
    14:00

  • 会場
    東京藝術大学上野校地美術学部中央棟第一講義室

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ICAP Tokyo 2016
International Conference on Art Practice
多様性のインデックス ~ アジア太平洋の芸術誌をめぐって ~
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「表現の縁(エッジ)」が立ち上がるとき

ICAP(国際アートプラクティス)会議は芸術の実践(アートプラクティス)とさまざまな学問領域を架橋することを目的とした国際会議です。世界を理解するために表現する芸術の実践にとって、地域や分野を越境することは複雑で豊かな「表現の縁(エッジ)」をもたらすエネルギーです。その越境はもちろん、地域だけではありません。文化人類学、文学、社会科学、地域研究は言うに及ばず、情報科学、生命科学、脳科学あるいは医学といった領域に至るまで、分野を越境することで新鮮な絵図が世界に更新されています。その更新された絵図を、いったん立ち止まってじっくり観察しながら、議論すること。その機会を提供することがICAPのミッション(使命)です。ICAPは2016年の東京で、ささやかに地域を越えた多様なジャンルの結節点(ノード)としてインストールされました。そこには新しい「表現の縁(エッジ)」が立ち現れようとしています。

桂英史

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ICAP Tokyo 2016
【日時】2016年12月10日(土)11日(日)14:00-18:00
【会場】東京藝術大学上野校地美術学部中央棟第一講義室
【予約】http://bit.ly/2fSvOnO(定員150名/要予約/入場無料)
※使用言語:日本語(逐次通訳あり)

詳細はウェブサイトから
http://geidai-ram.jp/program/2016/287/

Program

12月10日(土)<DAY1: ARTIST SESSION>
14:00 - 14:15 opening speech 桂英史
【登壇者 & コメンテーター】
14:15 - 15:15 オル太 x リュウ・ルーシャン
15:30 - 16:30 玄宇民 x シュウ・ファンツー
16:45 - 17:45 シュウ・ジャウェイ x 林立騎

12月11日(日)<DAY2: SYMPOSIUM>
【プレゼンテーション】
14:00 - 14:30 ピーター・エッカソール
14:30 - 15:00 ゴン・ジョジュン
15:15 - 15:45 ジェームズ・オリヴァー
15:45 - 16:15 高山明
<休憩>
【ディスカッション】
16:30 - 18:00 DAY2 登壇者+桂英史 司会:林立騎

Profile

オル太
2009年結成。井上徹、川村和秀、斉藤隆文、長谷川義朗、メグ忍者、Jang-Chiの1980年代生まれの6名による表現集団。地域の風土・文化・感性、サブカルチャーやマスメディアを通じて醸成された記憶にインスピレーションを得ながら、人間の根源的な欲求や感覚を軸にしたパフォーマンス作品を中心に活動。第14回岡本太郎現代芸術賞受賞(2011年)。近年では、ベルリンや韓国での滞在制作や、Busan Biennale 2016にて新作を発表。

リュウ・ルーシャン
中国北京出身、日本在住。2016年からグローバル化、移住、ダイバーシティ、アイデンティティをテーマとする映像・パフォーマンス作品を発表している。東京藝術大学大学院映像研究科博士後期課程修了。

玄宇民
1985年東京生まれ。主に韓国を舞台に映像作品を制作。生まれた地を離れた人々のありようとその背景となる移動、マイグレーションをテーマに映像の可能性を探る。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了、同博士後期課程在籍。主な作品に『to-la-ga』(2010)、『NO PLACE LIKE HOMELAND』(2011)、韓国のフェリーを舞台にした長篇『OHAMANA』(2015)などがある。

シュウ・ファンツー
台湾出身。キュレーター、リサーチャー。国立シンガポール大学カルチュラルスタディーズ学部アジアプログラム・リサーチフェロー。同大学博士課程在籍。シカゴ美術館附属美術大学にてアート・アドミニストレーション&ポリシー修士課程修了。2010-13年、アジア・アート・アーカイブのデジタル・マネージャー。第5回台湾国際ビデオアート展(2016)共同キュレーター。研究領域は、同時代的な知の形成、冷戦期におけるテクノロジーの美学と記憶と哲学、日常の芸術実践等。

シュウ・ジャウェイ
1983年台中生まれ。アジアの冷戦における忘れられた歴史をテーマに映像作品やインスタレーションを制作。映画の手法を用いながら、現実と虚構、歴史と現在の狭間で人の記憶や歴史を再構築する。2013年ヴェネチア・ビエンナーレ台湾館出展作家。2013年ヒューゴ・ボス・アジア・アート賞ファイナリスト。2015年オランダのVan Abbe美術館で個展開催。台北のアーティストランスペース「Open Contemporary Art Center」ディレクター。

林立騎
翻訳者、演劇研究者。おもに戯曲や演劇理論を翻訳。ノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクの『光のない。』(白水社)で第5回小田島雄志翻訳戯曲賞。2005年より演出家・高山明の作品制作に参加。Port Bでは『東京ヘテロトピア』、Port観光リサーチセンターでは「メディア・パフォーマンス」シリーズのリサーチを担当。2014年より京都造形芸術大学非常勤講師(演劇学)。東京藝術大学特任講師としてリサーチプロジェクト「geidaiRAM」を運営。

ピーター・エッカソール
NY市立大学大学院博士過程演劇部門主任教授。専門は日本演劇、ドラマトゥルギー、パフォーマンス研究。PSi(国際パフォーマンス・スタディーズ学会)副会長。国際研究プロジェクト「ニューメディア・ドラマトゥルギー:ニューメディアがライブパフォーマンスの作品構成/観客体験に及ぼす影響」共同研究責任者。学術ジャーナル"Performance Paradigm"共同創設者・編集委員。

ゴン・ジョジョン
1966年嘉義(台湾)生まれ。国立台南芸術大学芸術創作理論研究所准教授。2009年より季刊美術誌「Art Critique in Taiwan (ACT)」の編集長に就任。翌年 ACT が全国出版大賞の 2010 年度優秀賞を受賞。2014年、台北鳳甲美術館にて「2014国際ビデオビエンナーレ—The Return of Ghosts」をキュレーション。キュレーター、批評家としても活動する傍ら、C.G.ユングなどの中国語(繁体字)翻訳者としても高い評価を得ている。

ジェームズ・オリバー
メルボルン大学ヴィクトリアン芸術カレッジ専任講師。研究者・教育者として約20年のキャリアを生かし、公共施設等で広範囲に人材育成や芸術創造の場の発展に取り組む。また、エスノグラフィやリサーチを軸とした方法論、空間表現、パフォーマンスを実践するアーティストやリサーチャーとの協同作業を数多く行う。スコットランド、ヘブリディーズ諸島出身。2017年に『Associations: creative practiceand research』を出版予定。

高山明
演出家。演劇ユニットPortB(ポルト・ビー)主宰。既存の演劇の枠組を超え、実際の都市を使ったインスタレーション、ツアー・パフォーマンス、社会実験プロジェクトなど、現実の社会に介入する活動を世界各地で展開している。近年では、美術、観光、文学、都市リサーチ、建築といった異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げ、演劇的発想・思考によって様々なジャンルでの可能性の開拓に取り組んでいる。2016年度より東京藝術大学大学院映像研究科准教授。

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geidaiRAMとは?
東京藝術大学大学院映像研究科では、2014年度より「リサーチ型アートプロジェクトの
ための人材育成事業」(Research-based Arts Management、通称geidaiRAM、
事業責任者:桂英史)を実施しています。
geidaiRAMは、一般公募の社会人リサーチャーとともに、様々な分野、地域、国境を
越えて、リサーチと対話を重ねる実験的なノンディグリープログラムです。

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【お問い合わせ】
geidaiRAM事務局 geidairam@gmail.com
Twitter https://twitter.com/geidaiRAM
Facebook https://www.facebook.com/geidairam/

【主催】
東京藝術大学大学院映像研究科
平成28年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」

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