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10月

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終了多摩川の島に行く

2016年5月から隔月で多摩川を歩いている泥沼コミュニティが、今回は多摩川でart & river bankを主宰する杉田敦さんのナビゲートで、川沿いではなく、川の中の島を目指します。 

  • 日程
    2016年10月10日

  • 時間
    13:00

  • 会場
    多摩川駅

泥沼コミュニティは劇作家の岸井大輔さんと共に、2016年5月から隔月で多摩川を歩いています。およそ二年をかけて、全流域を歩く予定です。 前回は、多摩川駅を出発し二子玉川を抜け、小田急線の和泉多摩川あたりまで到達しました。
https://www.facebook.com/events/1642320536089486/?ti=icl

今回は、多摩川でart & river bankの主宰する杉田敦さんをナビゲーターにお迎えし、多摩川の川沿いではなく、川の中の島を目指します。


2016年10月10日(月・祝日) 13時 東急東横線・目黒線 多摩川駅 13時 集合・17時解散予定
参加費:無料 (※事前申込み制)


【参加方法】参加ご希望の方は、メールまたはメッセンジャーリンクにてお申し込みください。
件名(メール)または文面(Facebook メッセンジャー)に「多摩川の島に行く 参加希望」と明記の上、
1)お名前 2)参加人数 3)緊急時の連絡先
を記載の上お申込みください。

お申込み後、受付完了メールと詳細をご返信します。

申込み先メールアドレス:
doronumacommunity@gmail.com
泥沼コミュニティ メッセンジャーリンク:
http://m.me/NiZhaoZhuangDoronumaCommunity

【注意事項】
当日は、川に入ることがあります。 濡れてもいい服装やタオルなどを各自ご持参ください。

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川を渡るということ...

流れに足を入れ、たどたどしい足取りで川を渡ると、うまくすればやがて中洲に辿り着く。中洲と言うと、大西洋に突き出した、ポルトガル南部の町、オリャーオンの砂州を思い出す。海抜0メートルのそこに漁師の小舟で向かい、360度視界の開けた砂浜で、全裸で泳いだことを思い出す。中洲は、聖なる水と、俗なる土の混じるところ。すべてが中吊りにされた曖昧なそこは、第二次世界大戦下、国際管理地帯としてスパイたちが跋扈したカサブランカであり、オシリス暗殺を裁くための評定が開かれた中立の地でもある。すべての所属は消え失せて、すべての行状もいったん白紙に戻される。川を辿るという行為も、それに参加する(あるいは参加しない)という行為も、すべてがいったんリセットされる。そしてそこで空を見上げてみる。空はきっと高く、空はきっと青い……。

杉田 敦

■ プロフィール
杉田 敦
美術批評, art & river bank主宰, 女子美教授. 著書に『リヒター、グールド、ベルンハルト』(みすず書房), 『ナノ・ソート』(彩流社), 『静穏の書』(彩流社)など。近刊予定に『ナノ・ソートII モンテ・ヴェリタからドクメンタへ』(彩流社)。作品・プロジェクトに『critics coast』(越後妻有大地の芸術祭), 『サンクチュアリ あるいはアジールのあとに来るもの』(空蓮房)など。岸井大輔さんとは今年9月、大阪西成で14軒酒場をはしごして、それぞれの場所を演劇に見立てるというプロジェクト、『不完全な夜』を行っている。

主催:泥沼コミュニティ
※この企画はAAF2016に参加しています。
特別協賛: アサヒビール株式会社
助成: 公益財団法人 アサヒグループ芸術文化財団[地図を表示]

キーワード:

多摩川 / / 中洲


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