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終了食の未来を考える週末

「フードスケープ 私たちは食べものでできている」 関連シンポジウム

  • 日程
    2016年10月22日 ~ 2016年10月23日

  • 時間
    13:00

  • 会場
    中央イベント広場、シネマまえばし

アーツ前橋では、2016年10月21日から2017年1月17日まで食をテーマとした展覧会「フードスケープ 私たちは食べものでできている」を開催します。展覧会開催に合わせ、参加アーティストや様々な分野で活躍するゲストを招き、シンポジウム「食の未来を考える週末」を開催します。私たちは日々、何を選び、どう調理して、誰と食べるのか選択しています。また生産者や消費者として、地域の文化や歴史の観点から、土や水といった自然環境や健康にいたるまで、食を巡る視点は実に多様です。本シンポジウムでは、アーティストやシェフ、研究者などの方にそれぞれの視点からお話しいただき、皆さんと一緒に「食の未来」について考えたいと思います。

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日程:2016年10月22日(土)、23日(日)

会場:22日:中央イベント広場(前橋市千代田町2丁目8-21ほか)
23日:シネマまえばし(アーツ前橋と同じ建物の3階)

参加費:無料(要展覧会観覧券)

定員:各回100 名(先着)

お申込み:
事前申込制、電話にて受付けます。
それぞれ前日までに、参加希望日、参加者氏名、日中連絡のつく電話番号をお知らせください。
先着順とし、定員に達した場合は締め切りとさせて頂きます。
*手話通訳・要約筆記等が必要な場合は、10月7 日(水)までにご相談ください。(10月22日は、屋外の為、手話通訳のみとなります。)
相談先:Tel 027-230-1144, Fax 027-232-2016

アーツ前橋
電話:027-230-1144

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プログラム

1日目 2016 年10月22日(土)16:30~18:30 会場:中央イベント広場

①「食と社会をむすぶ」

16:30~17:00 基調講演:奥田政行(アル・ケッチャーノ)
17:00~18:30 スピーカー:奥田政行(アル・ケッチャーノ)、阿部光峰(飲食店経営者)、ジル・スタッサール、中山晴奈

2日目 2016年10月23日(日)13:00~15:00, 15:30~17:30 会場:シネマまえばし

②「食の倫理:グローバル化と地域」

13:00~15:00 スピーカー:鞍田崇(明治大学理工学部准教授)、森岡祥倫(東京造形大学教授)、ワプケ・フェーンストラ

③「フードスケープ 食卓からのまなざし」

15:30~17:30 スピーカー:石倉敏明(秋田公立美術大学講師)、岩間朝子、原田信男(国士舘大学教授)、マシュー・ムーア

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プロフィール(出演順)

奥田政行:OKUDA Masayuki

1969年山形県鶴岡市生まれ。アル・ケッチャーノオーナーシェフ。地元高校を卒業後に上京しイタリア料理、フランス料理、純フランス菓子、イタリアンジェラートを修業。帰郷後にホテルと農家レストランで料理長を歴任。2000年、在来野菜など旬の地元産こだわり食材を使った現在の店を独立開業。独創性に富んだ料理は、国内外問わず高い評価を得ている。第一回「辻静雄食文化賞」受賞(2010)をはじめ、受賞多数。スイスダボス会議総料理監修(2012年)。


阿部光峰:ABE Mitsuho
1969年北海道旭川市生まれ。1992年、早稲田大学政治系学部卒業。同年、旭通信社(現アサツーDK)に入社。コピーライターとして勤務。1998年、初めての飲食店(和食)をオープン。1999年、アサツーDKを退職。以来、ワインと串焼きの店、スペイン料理店、上海スタイルの焼き小籠包屋、蟹をメインにした日本料理店(3年連続ミシュラン1つ星)などをオープン。現状、5店舗を経営中。

ジル・スタッサール:Gilles STASSART

1967年フランス、ヴェズレー生まれ。現在はパリと前橋を拠点に活動。1998年から2007年、フランスの雑誌Beaux Arts Magazineにキュリナリー・アート欄を提案し、執筆や編集を手掛ける。2005年から2008年にはヴィトリー・シュール・セーヌ市立現代美術館Mac/valのレストランLe Transversalのアートディレクターを務め、 2009年から2011年まで、パリ市現代美術館パレ・ド・トーキョーで期間限定レストランNOMIYAのシェフを務めた。主な著書に『600℃』(2012年、Rouergue)など。

中山晴奈:NAKAYAMA Haruna

1980年千葉県生まれ。アーティスト。筑波大学、東京藝術大学大学院修了。美術館でのワークショップやパーティーのスタイリングをはじめ、日本各地で商品開発などの食を通じたコミュニケーションデザインを行う。慶應義塾大学非常勤講師、NPO法人フードデザイナーズネットワーク理事長。みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ2016参加アーティスト。2014〜2015年、ポート・ジャーニー・プロジェクトでバーゼルと横浜の交換アーティストとしてレジデンスと個展、ほか多数。

鞍田崇:KURATA Takashi

1970年兵庫県生まれ。哲学者。京都大学大学院人間・環境学研究科修了。総合地球環境学研究所を経て、現在、明治大学理工学部准教授。社会と暮らしの〈かたち〉という視点から、現代社会の思想状況を問う。著作に『民藝のインティマシー「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会 2015)など。食にまつわるものとしては、『焼畑の環境学―いま焼畑とは』(編著、思文閣出版、2011)、絵本『たべることはつながること』(共訳、福音館書店、2009)など。

森岡祥倫:MORIOKA Yoshitomo 

1952年生まれ。東京造形大学教授・芸術と科学技術の相関史研究。筑波大学芸術研究科修士課程修了。出版社・映像制作会社勤務を経て自治体・企業等の文化事業に関わる一方、美術・文芸誌等で評論活動を行う。東京工芸大学、大阪成蹊大学などを経て現職。共著に『アートと社会のえんむすび1996-2000』『情報の宇宙と変容する表現』他。近年はフードシステムにおける信用体系の変容をディープ・エコロジー、環境倫理学、ポストモダニズム美学の視点から捉える調査研究を行っている。

ワプケ・フェーンストラ:Wapke FEENSTRA 

1959年オランダ、フリースラント州生まれ。ロッテルダムを拠点に活動。ヤン・ファン・エイク・アカデミーでヴィジュアルアートを学び、ライクス・アカデミーではローマ賞を受賞。ローカルな人や歴史、状況と対話をするように作品を制作するアーティストとして、2003年よりキャサリン・ベームとアンティエ・シファーズと共にMyvillagesを結成。GfZK(ライプツィヒ)では2014年から2016年12月までMyvillagesの作品やプロジェクトの活動を紹介する展覧会を行う。

石倉敏明/ISHIKURA Toshiaki

1974年東京都生まれ。人類学者。1997年よりダージリン、シッキム、カトマンドゥ、東北日本各地で聖者や女神信仰、「山の神」神話調査をおこなう。環太平洋の比較神話学に基づき、神話集、論考等を発表。現在、秋田公立美術大学美術学部(アーツ&ルーツ専攻)講師。明治大学野生の科学研究所研究員。共著に『野生めぐり』『人と動物の人類学』『道具の足跡』『折形デザイン研究所の新・包結図説』など。

岩間朝子/ IWAMA Asako

東京とベルリンを拠点に活動。存在論から、在るという事はどういうことか、調理、変容、食べる、取り込むという行為のありようを問い、制作を続ける。10年間スタジオオラファー・エリアソンの食堂、THE KITCHENの運営、調理に携わる。また、『The Kitchen』(2013年、スタジオオラファーエリアソン)を制作。その他には、1998年よりアーティストコレクティブpop-up café で活動を続ける。

原田信男:HARADA Nobuo

1949年栃木県生まれ。専攻は日本文化論・日本生活文化史。明治大学大学院博士後期課程退学(史学博士)。著書に『江戸の料理史』(中公新書、サントリー学芸賞受賞)、『歴史のなかの米と肉』(平凡社選書、小泉八雲賞受賞)、『中世村落の景観と生活』(思文閣出版、学位論文)、『江戸の食生活』(岩波書店)、『和食と日本文化』(小学館)、『コメを選んだ日本の歴史』(文春新書)、『食べるって何?』(筑摩書房)、『食をうたう』(岩波書店)

マシュー・ムーア/Matthew MOORE 

1976年カリフォルニア州サンノゼ生まれ。アリゾナ州フェニックス在住。サンタクララ大学で美術創作と美術史の学位、サンフランシスコ州立大学で彫刻の修士号を取得。フェニックス美術館(2012年)、アーモリー・アート・センター(2009年、パサディナ)などで展覧会を開催。サンダンス映画祭、国際土壌会議(韓国)などに参加している。また、アートと農業についてのレクチャーをサンフランシスコやニューヨークなどでおこない、最近ではTEDマンハッタン(2014年)にも登場している。

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主催:未来の食を考える前橋フォーラム実行委員会

共催:アーツ前橋

助成:アメリカ合衆国大使館、一般財団法人田中仁財団、アジアン・カルチュラル・カウンシル

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