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まなぶ

投稿者:ammunesty


7月

02

終了【7月2日(土)開催!セミナー】 消費と人権:あなたのスマートフォン、「児童労働」につながっていませんか。

私たちの買い物が、誰かの命を犠牲にしているとしたら・・・。NGOや企業の方からのお話しを通して、消費者として一人ひとりにできることを一緒に考えます!

  • 日程
    2016年07月02日

  • 時間
    14:00

  • 会場
    明治大学・駿河台キャンパス リバティタワー教室1163(千代田区神田駿河台1-1)

スマートフォンやパソコン、携帯電話。私たちが、日々、何気なく利用しているモノを作るために、多くの人の命が削られています。

鉱物資源が豊富なアフリカ・コンゴ民主共和国では、金や銅、タンタル、コバルトなどを採掘するために、今も4万人の子どもたちが、死亡事故が頻発するような危険な鉱山で働いています。採掘に潜む問題は児童労働にとどまりません。資源の取引から得られた利益が、武装勢力の資金源として使われ、同国で続く長年の紛争を長期化させています。

コンゴで採掘された資源は、複雑な調達過程を経て、世界中の企業に提供されています。私たちが利用しているスマートフォンにも使われているかもしれません。政府はもちろん、企業、そして私たち消費者の行動がこの問題に深く関わっています。

このセミナーでは、NGOと企業からゲストをお招きし、採掘にまつわる人権問題の実態と、企業の取り組みをお伝えします。私たち一人ひとりに何ができるかを一緒に考えませんか。

【プログラム】

■ NGO、企業からの報告

⦿山下瑛梨奈(アムネスティ・インターナショナル日本)
アムネスティが今年1月に発表したレポート『命を削って掘る鉱石~コンゴ民主共和国における人権侵害とコバルトの国際取引』の報告と、その報告書を受けての企業の対応についてお話しします。

⦿田中滋(アジア太平洋資料センター(PARC)/事務局スタッフ・理事)
採掘にまつわる人権問題の実態について、コンゴで現地調査を行った専門家としてのお立場から、特に、2010年の米国での法規制が、ビジネス業界や採掘を生業とする現地の市民に与えた影響について、お話しいただきます。

・ドキュメンタリー『スマホの真実~紛争鉱物と環境破壊とのつながり』も上映
(制作:PARC、2016年、35分)

⦿山田富士子(シチズンビジネスエキスパート株式会社/シチズン史料室リーダー)
先日、「紛争鉱物フリー」の時計を発表したシチズン。この時計を作る過程で「誰かを不幸にしていない」、「美しさの裏に犠牲があってはいけない」をコンセプトに、この動きをけん引してきた山田富士子さんに、実現までの道のりについてお話しいただきます。

■パネルディスカッションとQ&A

■レッドカードアクション
国際労働機関(ILO)が、現在、世界中で展開しているアクションです。児童労働に反対する意思を表明するレッドカードを一人ひとりが掲げ、みんなで写真撮影をします。

【ゲスト・プロフィール】

⦿田中滋(たなか・しげる)
特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター(PARC)事務局スタッフ・理事。早稲田大学卒業後、米国コーネル大学にて学び、環境NGOの勤務を経て現職。「モノから見えるグローバリゼーション」をテーマに、採掘企業による主に途上国での環境破壊や人権侵害を調査・研究。これまでにフィリピン、エクアドル、コンゴ民主共和国などの採掘地を訪問・取材。その成果を2016年春に教材DVD『スマホの真実』として発表。

⦿山田富士子(やまだ・ふじこ)
シチズンビジネスエキスパート株式会社 シチズン史料室リーダー。1985年シチズン時計入社。1986年当時、時計事業部初の女性営業職となり、後に商品企画部門、研究開発部門を経て、2007年から2015年までCSR室に在籍。シチズンミュージアム設立メンバーとして昨年9月より現職。英国IEMA認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー。養護施設の子どもたちを支援するボランティア、自然観察指導員など社会課題への対応が仕事に活きている。

<主催:公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本/共催:国際協力人材育成プログラム>

▽詳細・お申込み:
http://www.amnesty.or.jp/get-involved/event/2016/0702_6057.html

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