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投稿者:washino


10月

31

終了「名橋たちの音を聴く」神田川篇vol.4

神田川をゆく船上での声楽の響きからまちのサウンドスケープに耳を傾け、音をきっかけにまちの歴史と環境を味わう「船上の音遊び」。

  • 日程
    2015年10月31日

  • 時間
    12:00

  • 会場
    神田川(乗下船:和泉橋防災船着場)

2010年よりおこなっているこのプログラムでは、移動する船からの目線でまちを見直すという視覚面と(音楽の空間への響きということだけではなくて、聴こうとしたときの音の風景への気づきという意味での)音をどう聴くかという聴覚面の両面をきっかけとして、都市空間そのものの特徴や歴史や意味を感じてゆこうという試みを続けています。

神田川の和泉橋から聖橋に至るエリアでは、移動中に周囲の土地の高低が大きく変化します。当然、川面と橋との関係も多様で、例えば聖橋では橋は仰ぎ見るものとなり、万世橋では包まれた感覚になるなど全く違うものになります。航路から見える風景の中には、東京の鉄道網の発展史を辿ることのできる痕跡も数多く残され、現在も鉄道の集積エリアとしてまちをゆく鉄道の放つ響きはまちを特徴づけるものとなっています。

神田川篇Vol.4では「脚のヴィオラ」という意味をもつ古楽器ヴィオラ・ダ・ガンバの音色をきっかけにまちを愛でていきます。大友宗麟、織田信長、豊臣秀吉も耳を傾けたとされる古の音色の向こうに、都市が奏でる音の風景を聴きながら、人工の渓谷を渡る聖橋の未来的なアーチを臨み、橋の上を飛び交う鉄道に都市交通網の発展を見上げ、今はなき煉瓦造りの「万世橋駅」に思いを馳せる。音をきっかけにまちを味わう「船上の音遊び」。

品川聖(ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者)
辻康介 (声楽家)
鳥越けい子 (都市の音遊び解説/青山学院大学教授)
鷲野宏 (まちの意匠・歴史解説/都市楽師プロジェクト主宰)

2015年10月31日(土)
 第一便 12:00-13:00
 第二便 13:30-14:30
 第三便 15:00-16:00

会場: 神田川を漂う船の上 
     (和泉橋~聖橋を運行予定)
乗下船場所:和泉橋防災船着場
定員: 各便 30名(お申込み先着順)
参加費: 4,000円 ※雨天・荒天中止(前日判断)
詳細・お申込み:http://toshigakushi.com

<予定楽曲>
ゲオルク・フィリップ・テレマン
「忠実な音楽の師」より ソナタ二長調 第2楽章
Georg Philipp Telemann(1681-1767)

カール・フリードリヒ・アーベル
「ガンバのための27の小品」より 3つの小品 ニ短調 WKO205
Carl Friedrich Abel(1723-1787)

マラン・マレ
「ヴィオル曲集第1巻」組曲 二長調 サラバンド
Marin Marais(1656-1728)

ヨハネス・シェンク
「ドナウ河のこだま」Op.9より ソナタ第6番 イ短調 第7楽章
Johannes Schenk(1660-after1716)

ほか 

主催:都市楽師プロジェクト
共催:神田リバーサイドプロジェクト 
協力:千代田区観光協会
制作協力:Da Nemo 
協賛:株式会社ジール(船舶所有者)
企画・構成・制作・ディレクション:鷲野宏 
制作協力:鳥越けい子 辻康介

キーワード:

サウンドスケープ / 神田川 /


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